アウトドアな日常

インドアからアウトドアへのススメ

地球温暖化

2023年08月13日 | 本と雑誌 その2

「魔術師と予言者」(チャールズ・C・マン著)を読む

・2007年、活動家でジャーナリストのナオミ・クラインが「ショック・ドリトリン」という本を出版した。右派エリート層が経済危機を口実にし(あるいは作り出す)、企業にとって望ましい政策を社会が選択せざるを得ないように誘導していると記した。

・気候変動は1960年頃から系統立てて、1990年からは集中的に研究されるようになった。こうしたことが長年研究されているというのことは、二酸化炭素が、地球の平均気温に影響を与えているということを一般的な合意事項が誤っているということはまあずありえない。

・1967年、ワシントンDCにある米国海洋大気庁の二人の研究者真鍋須淑郎とリチャード・T・ウェザラルドが立てた予測は、大気の下層部と成層圏は、全く全く逆の働きをし、前者が温まると後者は冷えるのではないかと予測をした。2011年まで確認できなかったが、間違いではなかったと確かめられた。当初から12年後、真鍋と他の二人の科学者は、陸域は海洋よりも温暖化が進み、温暖化が緩慢なのは南極大陸あたりであると推測した。これも実証された。

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