「多分、世界中で日本列島ほど鳥類が少ししか見られない国はないでしょう。鳥類はいわば1000年にわたる文化によって、この国から追放されたと思います」(209頁)
本当だろうか?
「私の門弟が作成した注文書によれば、日本とその周辺諸島における哺乳動物の数は、およそ40種類、鳥類はおよそ200種類あるいはそれ以上、両棲動物は私の経験と推量では30種類に達します」(69頁)
ざっと調べてみると現在は2~3倍程度?
しかし、観察・調査力はすごいですね。アーネスト・サトウも同じくそうに感じましたが、こうしたことが土台にあってしか見えないものもあるのだろう。