今月のナショジオ誌の小記事で「森づくりで豊かな漁場を」というのがあります。
北海道襟裳岬の百人浜は、明治初期に開拓が進み、燃料や建材目当てで森林伐採が行われました。それによって砂漠化が進み、風に舞った砂で海が濁り、昆布や魚がとれなくなったそうです。
緑化を求める漁民の訴えを受けた町は、国に陳情をし、1953年に緑化事業が開始され、回復しました。
森は土砂流失を防ぎ、海に栄養を運びます。漁業者、漁協職員、水産会社が参加する「漁民の森づくり活動」も、日本各地で行われているそうです。
襟裳岬へは自転車で行ったことがありますが、百人浜の岬を挟んだ様似という町の海岸でキャンプをしたことを思い出しました。あの辺りは気持ちの良い場所でした。