アウトドアな日常

インドアからアウトドアへのススメ

余力

2010年02月28日 | 読書日記 その8
「表現力のレッスン」  鴻上尚史著  講談社
「数学の出番です。」  日沖桜皮著 数研出版

上記の本では、料理の上手い女性を選ぶかマッサージの上手い女性を選ぶか、そんな二者択一の問題が出ます。
鴻上氏は後者を選びます。理由としては相手のツボを理解しているということ、それはとりもなおさず自分自身を理解しているということだからだそうです。

後者の本では、素数ゼミというセミについてのことが書かれてあります。
素数ゼミというのは愛称で13年、17年周期に大発生するアメリカのセミのことです。
(素数とは、1と自身の数字でしか割ることのできない数字のことです。)
このセミの天敵もある周期で発生するということなので、素数周期で発生すればかち合うことが少ないのでこうしたことになったそうです。
ブナも周期的に野ねずみが食べきれないほどの大豊作になるそうですから、自然界も数字に支配されているのかもしれません。

僕は素数というのは、割り切れないというよりも「余る」ことの出来る数字であると、こちらの方に注目してしまいます。
人を数字で表現するならば、素数同士のカップルが相性が良いのかもしれません。

相手を知り、自分を知り、余らす。
人と付き合うことの基本かなあと思ったりします。

コメント
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