アウトドアな日常

インドアからアウトドアへのススメ

人生の短さについて

2010年02月06日 | 読書日記 その8
「未来への地図(新しい一歩を踏み出すあなたに)」  星野道夫著  朝日出版者

再読ですが、故星野氏のアラスカの写真と講演のときの話が記されています。
「でもそうではなく、もっといろいろな生き方を選択する機会がある、ということをいつかわかってくれたらと思っています。僕らの人生というのはやはり限られた時間しかない。本当に好きなことを思いきりするというのは、すごく素晴らしいことだと思います」(本文より)と結ばれています。

あとがきには、夫人の言葉もあります。
「夫には若い人へ伝えたい二つのメッセージがありました。一つは、なるべく早い時期に、人間の一生がいかに短いものかを感じとってほしいということ。もう一つは、好きなことに出合ったら、それを大切にしてほしいということです」(本文より)

人生は短い、ゆえに踏み出す一歩に躊躇させてはならない。
白洲正子は若い頃に「韋駄天お正」と呼ばれ(命名者は青山二郎)、無鉄砲といわれようが突き進んだ。
悪巧みや落ち込み、そんなことを考えてる時間なんて、僕らには残されていないんだ。

星野氏のアラスカの写真を観ていると、土になりたいと思った。
悠久の時の流れは、土になってからでも遅くないと思う。

コメント
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