アウトドアな日常

インドアからアウトドアへのススメ

あいまいであるということ

2007年12月19日 | 読書日記 その2
『日本人はなぜ日本を愛せないのか』  鈴木孝夫著 新潮選書
『オバサンとサムライ』 養老猛司 テリ-伊藤共著  宝島社

ニホンはこのままではいけない、なんとかしなくてはと思うのだったら、日本を好きになり日本の良さを知ることなのだなあと、思いました。

外国の良さだけに目が行き、日本の良さをないがしろにしたり、まずはそういった先入観を捨てることなのでしょう。

後者には、今の日本の景観の醜さも語られていますが、そういったことは明治維新後と書かれてあります。
それ以前の日本の町並や景観は、本当に美しかったとも書かれてあります。

誰も見ていなかったら、悪いことをしてもよい、多少行儀がわるくてもいいだろう、といった考え方は古来の日本人は持ち合わせてはいなかっただろうし(少しはいたでしょうけど)、宗教観も多分にあったのでしょう。

教会に行けばお祈りをし、神社お寺に行けば拝む、これらは節操(?)のない日本人の美徳であるし、世界紛争の絶えない社会の中では、世界に向けて発信できる宗教観なのかもしれません。


コメント
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