アウトドアな日常

インドアからアウトドアへのススメ

奴隷化社会

2007年12月17日 | 読書日記 その2
『乱世を生きる(市場原理は嘘かもしれない)』 橋本治著 集英社新書
『醜い日本の私』              中島義道著  新潮選書

前者の本の中にバブル崩壊後の日本についてこんなことが書かれてあります。
「従うべき理論が存在しなくなって、どう生きて行けばいいのか分からなくなった日本人は、『勝ったか、負けたか』の結果で判断するしかなくなった」

後者には、サービス業の接待についても書かれてあります。
過剰なまでのマニュアル化した挨拶、客はまるで奴隷のように扱う。

マニュアル化した言語に心が込もるはずもなく、そこには奴隷としての存在としかないのであろうか。
奴隷といっても、いつでも逆転の立場をとることができる。

こうした連鎖は社会に良い影響を及ぼすことはない。

店員と客、立場は対等のはずでいい。
自分自身の人間性として、勝負できる社会であってほしいと思う。


コメント
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