アウトドアな日常

インドアからアウトドアへのススメ

やることがない

2007年07月11日 | 読書日記
『日本経済に関する7年間の疑問』  村上龍著  生活人新書

メルマガに連載されたものの記録です。

地方に住んでいると、活気がないなと思います。多くの人は楽しそうではない、そんな印象です。
夕張市の破綻のように、なにかをしないといけないのにその術がないという諦めに似た日常が生活を覆っている。

この本にあるように公共事業依存体質が、住民との格差を生んでしまったのかもしれません。

そのような中でどのように明るさを取り戻したらいいのだろうか。
経済が良くなろうが、人なんて浮かれバカなのだから一過性のものでしかないのだろう。

「やることがない」
援助交際、少年犯罪、引きこもり、いじめ。
他にやることが見つからないから、こうした行為に及ぶのではと村上氏は問う。

これは十代の問題でもなく、あらゆる世代にも普及するのではと思う。
仕事に追われ生活に追われ、自分らしさがないと感じても、やることさえ見つからないと思っている人も多いのではないだろうか。

やることを見つけられた大人が増えれば、多くの問題は少しは解決するのではと思うのであるが、どうであろうか。

コメント
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