小笠原日記

夫婦で小笠原に移住予定です。どんな生活が待ち受けているか?とりあえず小笠原の生活を綴って見ようと思います。

稚亀たち

2006-05-15 19:58:13 | Weblog
又1週間が始まる。ボランティアを始めてから1ヵ月半、規則正しい生活の中で小笠原での暮らしも何となく落ち着いてきた。

おかげさまでこのところ好天に恵まれ、先週の土日ものんびり週末を楽しむことが出来た。この島に来た当初ガムシャラに日々を送っていたころと違い、本当の意味でマイペースの週末を過ごせた様に思う。少し島人に近づいたかな。

さて今日もボラへ、暑くなりそうでTシャツではなくタンクトップだ、空や海の青さが本当に鮮やか、これから太陽の高さが増すに連れ、海の色が驚くほど青くなるとの事、アパートの隣人ヨッシーがいつか言っていた。真夏が楽しみだ。

海洋センターでは、好天とは裏腹に残念な出来事が待っていた。毎日お世話をしている昨年生まれの稚亀が1匹死んだとの事。
同じ昨年生まれの亀を現在200匹位飼育しているが、これが本当に同い年?と思うほど大きさや元気のよさに違いがある。1週間に1度くらいの割合で、各々の水槽の大掃除をし、その時稚亀たちも丁寧に1匹1匹洗ってあげる。育ちの良い亀はズシリと重いし元気に動き回るが、逆に病気と思われる亀は本当にやせ細っていて甲羅や腹がふにゃふにゃと軟らかい。水槽の中でもジーとしている事が多い。そんな元気のなかった亀が昨日残念ながら死んでしまった。毎日お世話をしているとその目の愛くるしさに愛着がわき癒される、そんな稚亀の死は辛いがあの亀の運命と諦めるしかない。ここでボアを始めてから2匹目である。

自然界では産み落とされた卵から大人の亀になる確率は0.4%ほどらしい。今飼育している稚亀たちがやがて海に放たれ大人の亀まで育つのはどれくらいなのだろうか?出来れば自然界の荒波に打ち勝ち1匹でも多く成長してくれる事を願うばかりだ。

写真は昨年生まれの稚亀、元気に育てよ!