小笠原日記

夫婦で小笠原に移住予定です。どんな生活が待ち受けているか?とりあえず小笠原の生活を綴って見ようと思います。

夜明け道路一周ラン

2006-05-14 18:08:31 | Weblog
今日の小笠原も晴れ模様、
「今日はどないしますの?」妻の問いに
間髪入れずに
「夜明け道路1周のんびりジョグどう」
「エー、暑いじゃん!」
と言った妻の言葉はOK行く気十分、25年の付き合いで何となく分かる。

妻は早速ランニングの準備を始める。
僕も1リットルのペットボトルに水を用意、この島で飲み水の確保は必須、まして夏を思わせる太陽が顔を出し本日のコースはアップダウンの連続する15~16キロのコースだ。

久し振りの長距離ランスタートである。夜明け道路を時計回りに回るコース、走り出しはとにかく登りが延々と続き、確かに心臓には負担が掛かるが下りに比べれば足への負担は少ない。登りが得意で足に故障のある妻にとってはこのコースがピッタリ、息遣いはお互いゼーゼーと荒いが、何となくペースを掴み快調とは言い難いものの一歩一歩足を進める。

夜明け山入り口の所で小休止、水分補給とキバンジロの実を摘み取り、栄養補給?疲れている時にこの実の甘酸っぱさはいい刺激だ。初寝浦展望台から石浦を覗くとサイズはそれほど大きくはないがいいウネリが入っている。南よりの風のときは島の西側に位置する石浦がサーフィンのポイントとなる。アフリカ人並みの目を持つ妻が
「いるいる、2人サーファーがいるよ!」
道なき道を降りるか、隣の浜から延々パドリングしなければならない石浦、島のサーファーはへっちゃらである。

ジョギングの途中、石浦への降り口辺りには5,6台の軽のワンボックスが止まっていた。今頃ボードを小脇に抱え魚サンで道なき道を降りている事だろう。

我々も島のサーファーに気持ちだけは負けぬよう老体に鞭打ち頑張った。途中2度ほど給水の休憩を入れ約2時間何とか走り終えた。勿論内地でバリバリ走っていた頃に比べれば物足りないかもしれないが、全く走れなくなったころの事を思えば今は走れるだけで本当に満足、汗だくの妻の表情はそう言っている様に見えた。

「これからも無理せず、たまには夜明け道路1周走ろう」と珍しく?妻と意見が合った。メデタシメデタシ!

午後はオープンサンドを持って前浜でランチ、&僕は素潜り、妻は読書にお昼寝。
晴れ渡った日曜の午後をそれぞれのスタイルで楽しむ島の人達で、前浜は賑わっていた。