小笠原日記

夫婦で小笠原に移住予定です。どんな生活が待ち受けているか?とりあえず小笠原の生活を綴って見ようと思います。

太陽がいっぱい

2006-05-05 18:51:06 | Weblog
ゴールデン・ウィークは海洋センターでボラをしている彼には無い。土日以外は休みが無いので、3日間休日を楽しんでる私が今日のブログを担当する事になった。

昨日の島の天気には翻弄された。島の天気が変りやすいのは4ヶ月間暮らして承知はしている。だが昨日は天気図のどこを見ても前線は通過して島の上空には高気圧が蔽い曇りから晴れになる筈だった。だから朝は曇っていたけどジニーまでトレッキングを予定していた。家を出て暫くすると小雨が降ってきた。まあ止むだろう、なんてのん気な私は島の天気を舐めていた。結局、午前中は降ったり止んだりの冴えない天気。意地で行ったジニーだったが途中何箇所もフットパスがぬかるんでいて、転ばないように余計な所にチカラが入り家にたどり着いた時には何かとても疲れてしまった。

今日はいいよー!朝から晴れている。こうでなくっちゃ小笠原、待ってたよー!
昨日の足の疲れが無いではない。でもこの青空を見たらまた歩くしかないでしょう。夜明け道路を歩く。泥だらけになって洗ったトレッキングシューズはまだ乾いてないのでジョギングシューズでサクッと一周する。ひとりで勝手知ったる道をただひたすら歩く。この時間がいいのだ。私はネクラな人間なので黙々とひとりで走ったり、歩いたりする事が好きだ。島に来てから仕事も無い時、ずーっと彼と一緒だった。たまにはひとりになりたかった。一時はバランスを崩しそうだった。そのうちお互いにやる事も見つかり今日みたいにひとりを楽しめる機会も出来た。
彼はとても良きパートナーだけどネクラな私には私なりのバランスの取り方があるのだ。

今日は海に出掛けるツーリストが多い筈。それでも夜明け道路もそれなりに人がいる。レンタルバイクで回ってる人が圧倒的に多い。最後の休日をみんなミッチリと楽しんでいる。今日は北東の風がやや強く、日陰は涼しい。久し振りの青空でのトレッキング、ルンルンと歩を進める。途中、中央山でぐるっと島の周囲を一望する。東京の方角に娘と息子に想いを馳せる。小笠原はやっぱ、遠いね。

お昼はコペペと決めていた。ゆっくり訪れるのは久し振りである。今日は流石に先客が沢山いた。あたりまえか。ビーチでお弁当を食べ、のんびり日光浴。最近天気が良くなかったので幾分白く成った様な気がする。また今日で真っ黒になる。
ボーッと海を見てたらコイケ君が声を掛けてきた。彼もまた久し振りの晴れ間を楽しみに仕事の休み時間にやって来たのだ。本当に海が好きなんだ。前から彼とは一度家で食事でもと約束していた。明日の夕食にご招待した。

コペペで青い空と碧い海を堪能してゆっくりと湾岸道路沿いに海を見ながら帰路につく。特別に何かがあるわけでは無い。でもこんな一日がとても豊かで素敵に思える。ここで暮らして見えてくるものは多い。