MAICOの 「 あ ら か る と 」

写真と文で綴る森羅万象と「逍遥の記(只管不歩)」など。

新緑に染まる湧水

2015年05月07日 | 写真俳句

大町公園は里山に囲まれた谷津を利用しているため、
公園の大部分が湿地帯で、
その湿地帯の上にコンクリート製の遊歩道が作られている。

湿地の両側が梨畑などの台地であるため、
湧き水の滲み出ている場所も多く、
その湧き水が流れる幾筋かの小さな流れはみな澄んでいる。

やがて湧き水は護岸された小川に流れ込み公園の外に出て行くが、
その小川沿いには楓などが植栽され、
新緑の今はその緑が川面を染めている。

そんな光景を見ながら、
高校時代に所属した音楽部で合唱した、
スメタナの「わが祖国」の第2曲目「モルダウ」を思い出した。

公園の澄み切った湧水の流れに、
モルダウの冒頭の旋律のような優しさを感じたのである。
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