大町公園は里山に囲まれた谷津を利用しているため、
公園の大部分が湿地帯で、
その湿地帯の上にコンクリート製の遊歩道が作られている。
湿地の両側が梨畑などの台地であるため、
湧き水の滲み出ている場所も多く、
その湧き水が流れる幾筋かの小さな流れはみな澄んでいる。
やがて湧き水は護岸された小川に流れ込み公園の外に出て行くが、
その小川沿いには楓などが植栽され、
新緑の今はその緑が川面を染めている。
そんな光景を見ながら、
高校時代に所属した音楽部で合唱した、
スメタナの「わが祖国」の第2曲目「モルダウ」を思い出した。
公園の澄み切った湧水の流れに、
モルダウの冒頭の旋律のような優しさを感じたのである。