MAICOの 「 あ ら か る と 」

写真と文で綴る森羅万象と「逍遥の記(只管不歩)」など。

桜咲く新宿御苑その2 (小彼岸、陽光、高遠小彼岸、大島桜、染井吉野など)

2015年03月28日 | あらかると

新宿御苑を訪問したのは昨日で、
凡そ7~8年振りであり、周囲には新たな高層ビルが出来ていた。

松戸に住むようになってからは、
交通の便が良い「千駄ヶ谷門」から入場しているが、
桜を見るにはこの門がお勧めで、
桜の木が多く植栽されている「桜園地」「下の池周辺」が近い。

「千駄ヶ谷休憩所」近くの「小彼岸」が満開との情報を得ていたので、
まずは小彼岸植栽地へ。
満開と言うことも3~40人近くの人を集めていたが、
半数以上が台湾か中国人で、欧米人が2割ぐらいで、
日本人は僅かに1~2割程度だった。


上の写真からも判るように、
御苑の桜の殆どは伸び放題なので、
地に着くほどに枝を伸ばし花を咲かせている。


小彼岸植栽地から「桜園地」へ移動。
この地では、陽光、高遠小彼岸、大島桜が満開で、
染井吉野が咲き始め、大寒桜が花の終期を迎えていた(巻頭の写真)。
巻頭の写真左の白い花に緑の葉をつけたのが大島桜、
中央のややピンク色を帯びているのが高遠小彼岸、
右側奥のやや赤みを帯びたのが陽光で、
上部に写っているのが、花を終えつつある大寒桜である。

「陽光」


「高遠小彼岸」
御苑内には高遠小彼岸が数本あるが、
これは新宿御苑のルーツが徳川家康から与えられた「内藤家の江戸屋敷」であり、
内藤家7代目の清枚が元禄4年(1691)に信州高遠城主となった事等、
に由来して植栽されているのではないかと思われます。
また、御苑の東側に隣接する地域は「内藤町」として現在でも残っている。


「陽光と高遠小彼岸」


「大島桜」


「染井吉野」
5分咲き近いものもあった(管理事務所前)が、
殆どの染井吉野は咲き初めだった。


「玄海躑躅」
桜園地に隣接するつつじ山で咲いていた躑躅で、
福岡県の玄界灘に自生することが名前の由来という。
現在では絶滅危惧種として指定されている。


「紅葉山の萌え若葉」


昨日はピーカンの雲ひとつない青空の下で撮ることが出来たが、
やはり、桜の花は青空の下が一番輝いている。
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