MAICOの 「 あ ら か る と 」

写真と文で綴る森羅万象と「逍遥の記(只管不歩)」など。

蝶が舞い、ホオジロ囀る大津川

2015年03月22日 | あらかると

朝から晴れて風もなく、久し振りに大津川へポタリング。

前回は2月11日の真冬に行ったため、
緑は少なかったが、この1ヶ月と少しの間に、
日当たりの良い場所では緑に覆われ始めていた。


からし菜やその他の菜花などが咲き始め、
越冬していた紋白蝶やキタテハが飛び交っていた。


大津川ではキタテハよりも紋白蝶の個体数が多く、
あちこちで見る事が出来たが、なかなか止まる事が無く、
やっと、葉に止まっている蝶を発見し撮る事が出来た。


蝶の止まっている菜は、からし菜のようで、
太い幹の部分は切り取られていた。
春の柔らかな菜は、天ぷらや刻んで炒め物にすると美味しいのである。

今年初の紋白蝶の写真を撮り終えて一息ついていると、
春の長閑さを歌っているような鳥の囀り聞こえてきた。
あたりを見回すと、
枯れ枝の先端で囀っていたのはホオジロで、
なんとも流暢な囀りは聴いていて心地の良いものだった。
春は、小鳥達にとっても恋の季節なのである。


自転車を手押ししながら土堤の上を歩いていると、
2頭のキタテハが落ちるかのごとく目の前に舞い下りた。
どうやら雌雄のつがいであり、翅を広げている固体が雄のようである。


で、この2頭はなかなかうまく行っている様で、
雌雄とも花蜜を採餌中の蝶のように、
1m以内に近付いても直ぐには逃げなかったのである。
裏翅の模様と色彩は、表翅に較べると地味だが、特徴としてローマ字の「L」のような模様がある。


巻頭の写真は、大津川両岸に広がる田圃の畦や、
畦道や農道ならどこでも生えている、オオイヌノフグリとヒメオドリコソウ。

手賀沼まで足を伸ばそうとしたが、
11時前には南風が強くなってきたため帰宅を急いだ。
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