現在、SONY α57で普段使いしている、
TAMRON AF18-200mm MACROの望遠端被写界深度(ピントが合う距離)について検証してみた。
やはりMACRO仕様と言うこともあり通常の望遠レンズよりも被写界深度が浅いようで、
これまで使っていた100mm-300mmのレンズのほうが使いやすかった。
被写体は約5m先のベンチの上のリポビタンのビンで、
ISO100で、絞り優先のAモードで撮影。
(巻頭の写真は、それぞれのF値で撮った写真をピクセル等倍で編集したもので、
左から、F6.3、F8、F16、F20となっている)
まずは、望遠端の開放F値のF6.3にて撮影。
露出時間(シャッタースピード)は400分の1秒だった。
次は、私がこれまで常用していた絞りのF8.0。
露出時間(シャッタースピード)は160分の1秒で、
開放時との差は余り見られなかった。
次はF16.0で、露出時間は60分の1秒だった。
このあたりで被写界深度が深くなり、ビンの前後のピントも合うようになる。
さらに、F20.0で撮影。露出時間は60分の1秒だった。
F16.0よりも深度は伸びたが、F値を上げると露出時間が長くなり、
手持ち撮影の場合は、ISO値を上げるなどの工夫が必要となる。
望遠レンズの場合、望遠端が200mmなら露出時間は200~300分の1秒が、
カメラブレや手ブレの発生が少ないと言われている値なので、
F16.0で撮る場合のISO値は400程度に設定すると良いのだが、
ISO値を上げれば画質が荒れると言うジレンマがある。
昔のレンズには、距離表示やF値と被写界深度の目盛りなどがレンズに刻まれていて便利だったが、
AF時代となり、その必要が無くなったようで最近のレンズにはその表示は無い。