港区まち創り研究会(まち研)ブログ

港区の情報、まちづくり情報をお伝えします。
海外の街あるきの報告もあります。

市民参加のまちづくり研究の講演会が開かれました

2011-12-10 21:18:26 | 港区まち創り研究会
 出席者は25名で、うかい議員、有働議員が出席されました。練馬区担当課の方がお見えになったのがうれしかったです。それにひきかえ、港区の担当課の方はどなたも出席されなかったのは、残念です。宮口さんの司会進行は温かみがあり、みなさんのご意見を上手に引き出していました。
 趣旨説明と練馬区福祉のまちづくりパートナーシップ支援事業の説明の後、パワーポイントでコレクティブハウスをつくる会の金井さんからお話がありました。
 障害者と一緒に暮らそうということから、コレクティブハウスに関心を持ち、あちこちのコレクティブハウスを見に行ったり、話を聞いたりしていました。運よく、使っていない社員寮を見つけ、コレクティブハウスを実際に運営する会社とコンタクトができ、事業を行うことができました。社員寮を改造して、コレクティブハウスにしました。
最初の見学会には300人以上の方が来られ、近隣の人も何事かとびっくりしたそうです。
 11世帯12名の方が現在一緒に入居され、障害がある方や子育てをされている方もいらっしゃるそうです。金井さんも入居されています。
 食事は月1回当番制でつくり、障害のあるかたも食事づくりに参加しています。ハウス内で泉という地域通貨を便利に使っています。311以降、入居者がみんなで暮らすありがたみを実感したそうです。いろいろコレクティブハウスの利点が紹介されましたが、特に大きな問題点は今のところないとのことでした。コレクティブハウスの憲章、「わかちあい、たすけあい、めぐりあい」の標語が心に残りました。
 次に、西・大泉いきいきコミュニティの水谷さんが公園を拠点とした地域活動のお話をされました。最初のきっかけは、街にトイレがどこにあるかわからないのでトイレマップを作ろうということでした。さらに、公園をどうしたらうまく利用できるのかなど話し合いをしました。公園の清掃を団体で行っています。西大泉に11ヶ所、南大泉に1ヶ所公園があり、地域の公園の特徴を示すパネルの展示を行うミニミニシンポを開催したりしました。さらに、公園の愛称をつけたらどうかということで、小学校の生徒にアンケートをとろうとしたら、学校の協力が得られず苦労されたとのこと。
 民生委員のかた、社会福祉協議会のかたと連携をとりながら地域活動を進めているようです。いきいき広場という機関誌を発行しています。その中で地域の公園のバリア(障害)調査を行っているそうです。調査のまとめ方は参考になりました。水谷さんの目指すところは、地域の人と人のつながりをつくることだそうです。心温まる話し方は、説得力がありました。
 その後、フリーディスカッションに入り、参加者一人一人が自己紹介と感想を述べたのが、それぞれ個性がありとても興味深かかったです。港区の行政の方も一緒にきさくに議論に加われたらさらによかったのではと思いました。
 参加者全員が発言し、なごやかな雰囲気の気持ちのよい会になりました。
コメント
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