今日は、この街にいます。

昨日の街は、懐かしい記憶になった。そして・・

718 吉岡(群馬県)いにしえがじっと見ている藪の奥

2016-08-14 17:22:02 | 群馬・栃木
夏草がはびこる薮の奥で、黒々と口を開ける闇は、石室への入口である。先ほどから私は、容赦ない日差しと草いきれに閉口しつつ「小さな古墳だけれど、私が入るであろう墓より遥かに大きい」などと考えている。吉岡町南下(みなみしも)。群馬県のほぼ中央、前橋・高崎・渋川の3市に囲まれて、自治体区分地図では陸の孤島のような小さい町なのだが、確認されている古墳は400基を超え、古墳大国・群馬でも有数の古代の墓域なのだ。 . . . 本文を読む
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