今日は、この街にいます。

昨日の街は、懐かしい記憶になった。そして・・

721 羽生(埼玉県)青縞と足袋で装う田舎教師

2016-08-17 08:39:05 | 埼玉・神奈川
「ぎょうだ」と濁音の多い街の名を聞くと、反射的に浮かぶのは「足袋」である。行田はかつて、圧倒的な国内シェアを誇る足袋の街だった。そしてその「袋」からの連想か、思いは「花袋」へと飛び、その作品「田舎教師」に行き着く。行田で育った文学青年が、大望を抱きながらも田舎の教職に埋もれ、若くして死んで行くという自然主義文学の金字塔の舞台が、羽生である。モデルの教師が下宿した寺では、地蔵が陽に焼かれている。 . . . 本文を読む
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