今日は、この街にいます。

昨日の街は、懐かしい記憶になった。そして・・

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903 西新宿(東京都)リフォームを考えようとショーウルーム

2020-07-07 16:39:39 | 東京(区部)
雨の中、西新宿を歩いている。先週も来たばかりなのに、またやって来た今日も雨模様だ。何のための西新宿通いかというと、この街には住宅設備メーカーのショールームが集中しているからだ。私たちは台所と風呂場の大リフォームを決断したのである。故障するなどの不都合が生じたわけではないけれど、マンション新築時以来の設備だから、一部補修を加えてはいるものの、かなりくたびれてきているのは事実である。 . . . 本文を読む
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902 渋川(群馬県)40年荒地も今や紫陽花園

2020-07-02 15:11:06 | 群馬・栃木
この季節はやはり紫陽花が美しい。先々週は中之条ガーデンズのバラにうっとりしていた私だけれど、移り気であることは「花の色」に引けを取らない爺さんだから、今日は渋川市の「小野池あじさい公園」で紫陽花の乱舞に夢見心地なのである。それにしてもこの紫陽花の美しさはどうだ。ガクアジサイの一種なのだろうが、装飾花(と呼ぶらしい周囲の花びら)の一つ一つが、それ自体で見事な「花」なのである。 . . . 本文を読む
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901 中之条(群馬県)コロナよりバラの下にてわれ死なん

2020-06-13 17:55:19 | 群馬・栃木
人類が新型コロナウィルスの感染爆発(パンデミック)に震え上がっているというのに、植物はいつものように蕾を膨らませ、美しい花を咲かせている。「年年歳歳花相似 歳歳年年人不同」とはこのことかと、私は群馬県北西部の中之条ガーデンズで、「バラ爛漫」に浸って考えている。ここは山間地のせいか、都市部のバラ園よりだいぶ遅れて見ごろを迎える。緊急事態宣言が解除され、休園が解かれたおかげで、美の競演に間に合ったのである。 . . . 本文を読む
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900 閑谷(岡山県)閑として咳ひとつなく連子窓

2020-01-04 12:05:41 | 岡山・広島
漢字の「閑=カン」は「牛馬の小屋の扉を閉じるかんぬき」から生まれた文字だという。「閑静」「安閑」といった用いられ方をして、「のんびりと暇で静か」な様を指す。「閑谷」は「カンコク」と読んで「静かな谷」を言う。これを「シズタニ」と読ませて学問所の名称にしたのは岡山藩主・池田光政公かもしれず、学校の名としては実にふさわしい響きだ。ちなみに私に当てはまる「閑」を探すと、それは「閑人」であろうか。 . . . 本文を読む
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899 備前(岡山県)旅をして備前の獅子とにらめっこ

2020-01-03 09:43:56 | 岡山・広島
日本の陶磁器の世界で、備前焼ほど独自の風合いを維持している産地は他にない。釉薬による彩色やコーティングを避け、ひたすら土を焼き締めることによって器を成す。弥生時代にまで遡るかもしれない土器の系譜を、最もよく伝える焼き物なのではないか。出荷量は美濃や有田といった大産地には及ばないものの、そんなことはどうでもいい(かどうかは知らないけれど)と、備前は「備前」を焼き続けているのである。 . . . 本文を読む
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898 赤穂(兵庫県)赤穂には旨い塩あり義士に牡蠣

2020-01-03 06:00:00 | 大阪・兵庫
播州赤穂といえば元禄・赤穂事件を抜きにして語れないことはわかるけれど、駅に掲げられた浅野内匠頭と大石内蔵助の辞世句に始まって、駅前ロータリーの内蔵助像から延びるお城通りを歩いていると、余りの忠臣蔵過多が鬱陶しくなってくる。極め付けは大石神社参道に並ぶ四十七士像で、何やら秦の始皇帝陵の兵馬俑のようである。そんな赤穂散歩で、弓道部員らしい女子高生を見かけほっとしたのは何故だろうか。 . . . 本文を読む
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897 朝来(兵庫県)古き世の城は滅びて街残る

2019-12-31 06:00:00 | 大阪・兵庫
令和元年、新時代の始まりだと世の中ははしゃいでいるけれど、そんな単純なものではないだろうと年寄りは一人、丹波から但馬へ、師走の旅を続けている。これから播磨灘に出て備前焼の里を目指すのだが、豊岡から山陰線で南下、途中でローカル線に乗り継ぐことになる。つまり兵庫県を北から南へ縦断するわけで、地図を見ると八鹿、養父、朝来といった街を通過する。どの地名も読めない。古希を過ぎた身が恥ずかしい。 . . . 本文を読む
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896 城崎(兵庫県)城の崎でぬくぬくとして氷雨かな

2019-12-30 11:44:59 | 大阪・兵庫
城崎温泉のお湯の感想を最初に言っておくと「実によかった!」となる。冷たい雨模様の朝だったから、余計に良かったのだろうか、外湯の「一の湯」に浸かっていると、ぬくぬくと、身体の深いところから温まって来るテンポがわかる。私は上州・草津温泉近くの工房に通って8年になるから、温泉についてはうるさい。そんな私をして「ああ、いい湯だ」と詠嘆せしめるのだから、城崎の湯は折り紙をつけて間違いない。 . . . 本文を読む
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895 豊岡②(兵庫県)若者よ羽ばたけ故郷コウノトリ

2019-12-29 06:00:00 | 大阪・兵庫
但馬国の北部は日本海に近く、冬至前夜のこの季節は氷雨がぱらついたと思うと青空が覗き、しかしまたすぐに暗く厚い雲に覆われるといった具合で、子供のころの新潟の冬を思い出させる。そんな日の朝8時の豊岡駅。列車から降りて来る高校生はさすがに寒そうだが、健気な彼ら彼女らを眺めていて、私は豊岡がとても良い街のように思えてきた。鞄という地場産業やコウノトリの繁殖地があるから言うのではない。 . . . 本文を読む
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894 豊岡①(兵庫県)懐かしい柳行李の鞄かな

2019-12-28 15:08:49 | 大阪・兵庫
私は鞄が好きだ。いや、そのデザインに関心があると言う方が正確だろう。ランドセルが学生鞄に成長し、やがてバックパックに親しんだと思ったら、いつの間にかビジネスバッグが戦友のようになっている。そして今はショルダーバッグが離せない老いの日々。単なる持ち運びの道具ではあるが、鞄は人生の年輪そのものであり、個人の好みで選べる楽しみがある。知恵と技量が詰まった鞄の、豊岡は国内最大の産地なのだ。 . . . 本文を読む
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893 福知山(京都府)時は今水を治めて福知山

2019-12-26 16:47:17 | 滋賀・京都
由良川は京都・福井・滋賀の府県境に発し、京都府北部をうねうねと西へ、旧丹波国に点在する盆地を繋いで潤して行く。流れは福知山で大きく北東へカーブし日本海を目指すのだが、私は川面が曲がるちょうどその辺りの堤にいて、下校する自転車の高校生を見送っている。彼らと川面を隔てるように、土手と並行して雑木林が延びている。ただの藪に過ぎないけれど、実は由緒正しく「明智藪」の名が付けられている。 . . . 本文を読む
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892 伊勢山(神奈川県)古式なり文明開化の七五三

2019-12-03 10:27:44 | 埼玉・神奈川
横浜に伊勢山という山はないけれど、伊勢山皇大神宮というお宮がある。街としてわずかに150年ほどの歴史しかない横浜のくせに、随分と仰々しい名称を冠していると思ったものだが、幕末の開港で異国の文明と対峙することになった横浜の、アイデンティティー確立のためにお伊勢さんから招かれた神様だと聞けば、なるほどと納得できなくもない。今日は七五三の参詣ラッシュらしく、境内は大変な混みようである。 . . . 本文を読む
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891 北軽井沢(群馬県)浅間山別荘ライフを見下ろして

2019-12-01 08:52:55 | 群馬・栃木
ここは標高1300メートルの浅間ハイランドパーク。浅間山(2568m)の北面に広がる北軽井沢リゾート地域の、最も標高が高いあたりだ。今日は秋恒例のクラフトフェアが開かれ、澄んだ光が集う人々と芝を照らしている。森の向こうに頭をのぞかせる浅間山は、近づく冬を前に日向ぼっこだろうか、山塊を陽に曝し、長閑な噴煙をうっすらたなびかせている。フェアに集う別荘族は、行く秋を笑顔で送っている。 . . . 本文を読む
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890 中之島(大阪府)大阪の街は綺麗になったけど

2019-11-29 16:41:54 | 大阪・兵庫
久しぶりに中之島界隈を歩いて、大阪は綺麗になったと驚いた。1年間ほど単身赴任したのは30年も昔になるのだから、そのころと比べて街が変貌するのは当然だろうけれど、あのころの大阪は緑が実に少ない街だった。だから夏は耐え難い暑さで、水の都という呼称が恨めしく思われたものだ。当時も中之島あたりは、大阪としては整備が行き届いた地域と感じていたものの、緑と高層ビルが増え、様相は様変わりだ。 . . . 本文を読む
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889 出雲(島根県)遥かなり出雲八重垣土に生き

2019-11-28 06:00:00 | 鳥取・島根
晴れ渡る出雲平野に、日本海からの風が次々と雲を沸き立たせる。「八雲立つ 出雲八重垣 妻籠みに 八重垣作る その八重垣を」である。高天原から地上界に追放されたスサノヲが、辿り着いた出雲で八岐の大蛇を退治、土地の姫を娶って詠んだと古事記は云う。記録に残る日本最古の歌は、出雲が舞台なのである。宍道湖の北岸を出雲大社へ向かう我々の頭上でも、次々と雲が湧き、東方へ流れては途切れることがない。 . . . 本文を読む
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