今日は、この街にいます。

昨日の街は、懐かしい記憶になった。そして・・

231 加古川(兵庫県)・・・乙女らの笑顔が街を弾ませて

2009-07-24 22:45:10 | 大阪・兵庫
子どもが元気な街は、歩いていて気持ちがいい。何より少子化が危惧される時代、賑やかな笑顔に出会うと「頼もしいなあ」と声をかけたくなる。加古川駅近くの寺家町商店街は、ちょうど高校生の下校時に当たっていた。シャッターの目立つ通りが元気を取り戻す時間帯で、女子高生がカメラにポーズをとってくれた。よく見ると視線は私の隣りの方向だが、とてもかわいく撮れたので、加古川代表としてここに掲載させていただく。 も . . . 本文を読む
コメント

230 西脇(兵庫県)・・・へその地を踏みつつ思ふ宇宙の眼

2009-07-24 00:51:20 | 大阪・兵庫
地理的に「日本の真ん中」に位置することに何の意味があるのか、よくわからない。しかし「わが町こそ日本の《へそ》である」と主張する街はいくつもある。それぞれに何らかの根拠はあるらしいが、西脇市の「へそ宣言」は分かりいい。国土の北辺と南端の中央が北緯35度で、東と西のそれが東経135度。そのラインが交差する地点こそが「日本のへそ」だというのだ。そしてまさに、両ラインは西脇市の「そこ」でクロスするのであ . . . 本文を読む
コメント

229 篠山(兵庫県)・・・残照が似合う街なり丹波路の

2009-07-22 21:52:03 | 大阪・兵庫
「篠山」は、普通に読めば「シノヤマ」であろう。ところがその頭に「丹波」が付くと、すらすらと「タンバササヤマ」と読めてしまう。人間の脳の、連想力の不思議である。その篠山の、篠山城跡を訪ねた。小さな丘の頂きで、古い石組みが残照を浴びていた。ひょっとしたら「ささやかな丘=ササヤマ」なのではないか、などと考えた。時が停止し、城下町がそのまま現代の暮らしに続いているような、何とも奇妙な印象の街だった。 . . . 本文を読む
コメント

228 砺波(富山県)・・・田園の中で産み出す美と暮らし

2009-07-20 15:34:36 | 富山・石川・福井
季節遅れではあったけれど、砺波市のチューリップ公園に行ってみる。公園の一角に立派な「砺波市美術館」があって「となみ野美術展2009」が開催されていた。よくある地域の同好家展だろうとの推量は外れ、きちんと入場料を徴収され、監視員の配置も本格的なスタイルだった。失礼ながらそれ以上に驚かされたのは、絵画・彫塑・書など出品作品のいずれもが高水準で、見応えがあったことだ。「となみ野」とはいかなる土地か? . . . 本文を読む
コメント

227 五箇山(富山県)・・・合掌の里にて人の強さ知る

2009-07-19 11:43:40 | 富山・石川・福井
庄川での所用を終えると「少し奥地をご案内しましょう」と告げられた。庄川とは砺波平野の奥、旧庄川町である。そこでも十分に「奥地」のように感じていた私は、さらに奥に入って何があるのだろうといぶかしんだのだが、未知の土地に行く機会を逃すテはない、二つ返事でお願いした。すると車は庄川温泉郷を経てどんどん山を登り、谷は深く空が狭くなってようやく停車した。集落の入口には「越中五箇山相倉合掌造集落」とあった。 . . . 本文を読む
コメント

226 氷見(富山県)・・・日美こそが似合う街なり清らけく

2009-07-18 17:08:32 | 富山・石川・福井
日本列島には多くの「湾」があるけれど、際立って水深が深い湾は駿河湾と富山湾なのだという。この二つの湾はいずれもプレート(地球を覆う岩盤)の境目にあって、プレートの一方がもう一方の下に潜り込み続けているため海底は深く、従って地震の巣でもあるというのだ。余りに規模壮大な話で私の理解力を超えているものの、だから魚種が豊富で、周囲に風光明媚な景観が作られ、温泉が湧き出すなどと聞くと楽しくなって来る。 . . . 本文を読む
コメント