今日は、この街にいます。

昨日の街は、懐かしい記憶になった。そして・・

323 有田(佐賀県)・・・石を砕き器を産んで400年

2011-02-05 17:24:56 | 佐賀・長崎
私は呆然としている。あったはずの丘陵が深々とえぐられ、白茶けた胎内を剥き出しにされた山の残骸が寒風に晒されているのだ。だが呆然となったのは、その見慣れぬ光景もさることながら、山が消えるほど膨大な量の土が採られ、磁器となって国内外に運ばれて行った、そうした人間の営みの凄まじさを見せつけられたことによる。ここは佐賀県有田町の街はずれ、400年前に朝鮮人陶工・李参平が発見したとされる泉山磁石場である。 . . . 本文を読む
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