永遠の0
永遠の0 公式サイト
映画見る前に原作読んでおこうと思いつつ、読まずに劇場に突撃しました。
だからどんな物語か知らぬまま観に行ったわけです。
とはいえ、昨年10月末に開かれたCGWORLD 2013 クリエイティブカンファレンスのセッションの一つが白組によるこの映画のVFXのメイキング的なもので、それを受講したもので、そんな方面から興味を持っていました。なお、このセッションの内容は公開前ということもあり、限られたカットのメイキングになっていて、内容には特に触れないものになっていたため、物語的にどうななのかは、原作も読んでいない僕には予告編しかございません。
ということで観たわけですが、これは大したもんでしたよ。
戦中の海軍を舞台にする以上、巨大かつ多数の機械の描写は不可欠であり、それは日本映画にはなかなかにハードルが高かったものだと思うのです。だから真っ正面からそれを描くのではなく、何らかの妥協を強いられることも多かったのではないかって思うのですが、その辺の妥協を感じることなく映画の物語に集中して観ていくことが出来るようになっているのは素晴らしかったです。物語自体は割と淡々としていたのかなって思います(変な時間の引き延ばしとか情感に訴えるために背景の不自然な展開というのも無かったように思います)。それゆえの要所要所での盛り上がりというものがありました。とてもよかった。
んで、映像方面というか機械たちの描写のこだわり方面の評価も高いようですね。赤城の第一煙突とか。そのようなこだわりの描写をするに当たってVFXというのは欠かせない要素だと思うのですが、前述したカンファレンスのセッションで語られた内容によると、そのマシンパワーがおそろしく小さいように感じられました。いったいどのように制作されていたのが、メイキングが非常に興味あります。今後、メイキングセミナーなんかが開かれるようならぜひ聴いてみたいものですな。
僕が行った劇場は、僕の家の比較的近場の所なので、そこにしてはお客さんがたくさん入っておりました。それを裏切らない内容であったと思います。おすすめですよ。
またよろしくです♪