日々適当

hibitekitou

Photoshop での3D作業

cg |2017-08-30
Photoshopで3DCG作業ができるわけですけど、これまでなんとなくスルーしておりました。
思うところあり、ちょっといじってみております。

とりあえず分かりやすいところとして、標高のマップデータからメッシュを起こしてみました。



この画像をPhotoshopで開いて、3Dパネルの「深度マップからのメッシュ」で作成してやると





こんな感じでメッシュが作成されます。意図としては地面なので90度回っているのが気にくわないところですけど、とりあえず空間に3Dメッシュが出来上がりました。その結果、3Dパネルはシーンの状況を示す表示となります。



カメラの操作は3Dパネル上でカメラ(現在のビュー)を選んだ状態で、 Shift + Vキーで「回転」「ロール」「ドラッグ」「スライド」「スケール」を切り替えられるみたいです(スケール?)。
オブジェクトのトランスフォームは3Dパネルで対象オブジェクトを選び、ビュー上に現れるマニピュレータを操作、でしょうか。属性パネルで数値入力も可能なので、90度回っていて不満なこちらのメッシュをX軸に90度回しておきます。



でまぁ、ここからこのメッシュに対してテクスチャを設定したく思うわけです。
マテリアルとして「背景」ってのが設定されています(3Dパネルで「深度マップ」オブジェクトの子供のような形で表示されている)。
こいつの属性を見ると「拡散」「スペキュラ」「自己発光」に独自にテクスチャを設定できることがわかり、「拡散」にはすでに適用されていることがわかります。



でも、この「拡散」のテクスチャを新たに作成しなおそうと画策するわけです。新規テクスチャを作成します(下図)。





作成されたテクスチャは、しかしメッシュが細かいので、表示上、UVオーバーレイしていると真っ黒のよくわからない表示になっております。



見辛いのでUVオーバーレイはオフにして(外のツールでモデリングした素材に対してのペイントは、普通はこんな真っ黒なUVなオブジェクトは扱わないから、UVオーバーレイオンの状態でペイントしていった方がいいでしょうが)、その上で、ウインドウ→アレンジ→2アップ(横)とか(縦)とかすると3D表示とテクスチャが横並びに表示されていい感じです。この状態でペイントしていきます。(カメラをタンブルしながらカキカキしていく場合、ショートカットvでカメラを回す状態にして、bでブラシモードにして、ってのを繰り返す感じです)



片方に書いたものがもう片方に反映していきますな。2Dの方は普通にPhotoshopのフィルタ類を適用していけますし、レイヤーも使えます。
ただし、この編集中のテクスチャを任意の場所に保存する、ということはできないのかな? そんな空気を感じます。

編集中のメッシュはpsdとして保存可能。

ということから、3Dペイントのツールとして活用していけそうな予感はありますかね。
(お金あるなら、Substance PainterやらMariやらを、あるいは3Dペイント機能を持ったDCCツール(C4DとかMODOとか)を活用した方がいいかもだけど、Photoshopの使い方そのままでテクスチャを編集可能なのはちょっと魅力的かもしれんですよ?)

ちなみにPhotoshopで作成したメッシュは 3D→3Dレイヤーを書き出し...から出力可能で、3Dオブジェクトを書き出すと同時に、任意のフォーマットで適用されていたテクスチャも書き出されてきます。残念ながらfbxには対応していないようですけど、daeとかで出せばエンターテイメント系のDCCツールに持ち込むことは容易でしょう(objも行けるしね)。

ちょっと真面目に使用を検討してみようかしらん?
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