日々適当

hibitekitou

macOS 11.4でようやくRadeon 6000シリーズに対応するそうです。

mac |2021-04-25

こっそり追加されたのではなく、リリースノートにしっかりと書かれている模様。

Apple、開発者向けにAMD Navi RDNA2アーキテクチャのグラフィックカードをサポートした「macOS Big Sur 11.4 beta Build 20F5046g」を公開。[Apple Ch.]

AMD Navi RDNA2のもの、つまり6800、6800XT、6900XTに対応する、と。(もしかしたら6700XTには対応しないのかもしれない)
パブリックベータもリリースされたようで、だからそれを試す人も出てきました。Redshift3d.comのフォーラムで、Mac ProにRadeon RX 6900XTを積んでベンチマークを走らせた人がその結果を上げてまして、それによると Time: 00h04m56s だそうです。この数字はWindows版におけるGeforceのRTX 3060Tiと同じぐらいみたい(ちょっと6900XTの方が遅い)で、従来のMac環境でのVega II一枚積みの倍近いスコアと言えそうです。

もっともこのベンチマーク、NVIDIAのRTX 3090だと6900XTの倍ぐらいのスコアになります。ゲーミングの性能ではRTX 3090と張り合ったり超えたりすることもある6900XTですから、RedshiftのMac版にチューニングの余地があるということなのか、Metalがまだまだってことなのでしょう。

それでもMac環境下において最強のカードを利用可能になるというのは大きいし、6800であっても5700XTよりも遥かにいい性能を示すらしいから、嬉しいアップデートとなるのは間違いありません。

また、GPUレンダリングにおいて重要なのは、複数枚搭載することでスコアがリニアに近い数字で伸びていくということです。この意味でApple Siliconにはあまり期待ができないと考えているので、将来のApple SiliconのMac ProでのAMDのカードのサポートは、AppleがApple SiliconでGPUパワーの増設を行うための機器を自分で出さないなら必須と言えそうですし、そうなるよう期待します。(で、M1でもeGPUがサポートされるといいなぁ…。ハードウェア的に無理なのかねぇ…)

ちなみに、個人的に所有しているeGPUの箱は550W電源なのでRadeon 6800XTは積むことができないようです。6800までみたい。じゃぁそれを手に入れようかなってネットを漁ると、今、GPUカードが大変に不足しているそうで、昨年11月に売り出された頃は高くても8万円超えることはなさそうだったのに、今は在庫がなく、あっても10万円を超える価格で取引されているようで、これは当分手に入れるのは無理だなと思いました。

コメント ( 5 )|Trackback ( )
  ・