日々適当

hibitekitou

ProRes RAW なるコーデック

mac |2018-04-06
そんなものをAppleは発表して来ました。FCP X 10.4のマイナーアップデートに付属させてくるようです。(NABに合わせて4/9リリース?)
ホワイトペーパー[pdfファイル]を公開しています。

ピクセルごとにRGBを記録するのではなく、カメラのセンサーの値そのままで記録するフォーマットという事でRAWという事らしい。シグマのカメラは対応しなさそうなフォーマットではありますか(フォビオンなので)。
結果としてカメラ内で行っているでモザイク処理をデコード時に行わねばならず、マシンパワーを要するようにはなるはずです。でも既存のProResと同じようなパフォーマンスを維持するぜって書いているようですな。18コアのiMac ProでもFCP Xでの結果のグラフは、確かにProRes 422およびHQと同等のパフォーマンスを示していることが示されています。他のRawフォーマットのものよりもはるかにいいパフォーマンスを示すぜ、とも書いてありますね。
データレートはProRes RAWはProRes 422より、ProRes RAW HQはProRes 422 HQより小さな値になるみたいですね。それでいてオリジナルの画質を維持していると言っていいわけです(よね?)。

いいことずくめに見えますが、たぶん素材を撮影するカメラがこのフォーマットに対応しないとあんまり意味がないのではないかと思ったりします。でもって、早速DJIのカメラが対応を表明して来ているわけですね。(RAW出力可能なカメラからATOMOSの対応レコーダーでProRes RAW記録が出来るともなってますね。対応機器が増えていくと良いですな。Blackmagicは対応してくるでしょうか。)

そもそもRGBで制作するCG素材なんかを納めるのには向いているのだろうか?という疑問はあったりしますが、リリース後に詳しい情報も出てくるでしょうし、それを待ちましょう。
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