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HEICの書き出しに対応

mac |2018-04-01
macOSが10.13.4でOS標準でのHEIF(High Efficiency Image File Format)の書き出しに対応しました。
試しにiPhone Xで撮影したHEIFファイルを読み込んで、再び書き出したり、他のフォーマットと比較してみたりしましたですよ。



プレビューでの書き出しでこんな感じの設定です。ちょっと画質を犠牲にしている感じですね。ロスレスって選択肢が見えるから、画質を完全に保持させることもできるのでしょうか。
さらに、同じHEIFファイルをプレビューからTIFFのLZW圧縮したものと、PhotoshopからJPEGで書き出した(クイック書き出しから。設定は75%の画質)ものを比較してみました。



HEIFファイルのうち大文字の拡張子HEICがオリジナル、小文字のheicがプレビューから書き出したものとなります。画質を犠牲にすることでファイルサイズを1MBほど小さくしているという感じですね。TIFFファイルは流石に大きです。JPEGはオリジナルよりも大きくなってしまいました。
で、オリジナルと画質を比較してみましょう。



Photoshopにて差の絶対値でオリジナルと重ねたものです。レベル補正して明るさをかなり持ち上げていますが、持ち上げ方はjpegもheicも同じ設定となっています。
こうしてみると、heicの画質の有利さが伺えますね。

その代わり、Mac Pro Mid 2010程度のマシンパワーだと開くのに少しパワーを擁する印象となりますから、古いマシン(おそらく開くのにハードウェアの支援を受けられないマシン)をターゲットにすると、ファイルが大量にある場合に少し厳しい気分になっちゃうやもしれませんな。でもターゲットが新しいマシンなら積極的に使って行ってもいいフォーマットのように思えてきます(Windows 10やAndroidも開くのには問題ない時代が早晩訪れるし)。

一つこのフォーマットを使う際に懸念があるとすれば、AOMedia Video 1の存在でしょうか。H265対抗フォーマットで、H265におけるHEIFのように静止画に関する規格もあるそうです。そしてそこには様々な有力団体に加えてAppleも2018年から参加するようになったことから、あるいは未来はAV1にあるのかもしれないという感じもするし、ってことで、積極的に使うにはちょっと躊躇する状況ではあるかなぁ、という気はしています。

それから、現状プレビューでの書き出しはどうも8bitに制限されるようです。ソースが16bit以上の画像をプレビューで開いてheicで書き出そうとするとき、16bitを選択することができません(pdf, png, tiffは16bit選択可能)。規格として対応していると思うので、これは将来の進化に期待でしょうか?(iPhoneで撮影されたファイルも8bitで、hdr合成されたものなんかビット深度上げてもらえるといいのだけどね).

ちなみに比較に使用した写真はこちら(のiPhoneから取り出したそのままのもの)



今年は桜が本当に早くて、この場所での桜まつりのポスターが貼られていたのだけど、その日付が4/6〜10だったのに4/1である今日、盛大に桜の花びらが舞っているという状況(2、3日で葉桜になるんじゃないか)でした。ちょっと代休たまってるんで8日に週の平日に休みを取ろうと思っていますけど、近辺の桜は散ってそうなので、どこに行きましょうかね。

つくばみらい市 18.04.01


つくばみらい市 18.04.01
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