日々適当

hibitekitou

QuickTime 7が廃止されたということ

mac |2016-09-24
Windows版のサポート停止に続き、Mac版もmacOS SierraにおいてQuickTime 7に相当する機能が削除されました。
例えば、Switchってアプリケーションがありますが、こいつでAnimationってコーデックのQuickTimeファイルを開くと、El Capitanでは再生されるのですが、Sierraでは画面が表示されません。
下図左がSierra上での表示、右がEl Capitanでの表示。同じフレームを指定しています。



ちなみにこちらのムービーは手元にあったAnimation Codecのファイルということでこちらの素敵ムービー[Junki The Junkie's Junkyard]でございます。ごめんなさい。

これへの対処は頭が痛いですね。もともと何年もかけて予告されていたようなものだから、今更何を言っているんだって言い方も出来ますけど、これはとりあえずSnow Leopardマシンあたりでレガシーじゃないコーデックのものにコンバートをかけておく必要があります。

ちなみにEl Capitanでも7ではないQuickTime PlayerでAnimationコーデックのファイルを開くとコンバート処理が始まりまして、それはSierraでも同様です。一時期良く使われていたSorenson Video 3であっても変換が始まりますんで、Appleが標準でサポートしていたコーデックについては変換の上観ることは出来そうです。

それじゃサードパーティのコーデックを利用しているファイルについてはどうか。例えばOn2 VP3 Video 3.2ってコーデックのQuickTimeムービーファイルがあります。これ、Perianを入れることで、再生をサポートするコーデックが~/Library/QuickTimeに入ってEl Capitanでも7じゃないQuickTime Playerで変換の上観ることが出来ます。
しかしSierraではPerianのインストールは出来るのですがそれを利用しての変換はしてくれないようでした。



探せばSierraで動作するプレイヤーやコンバーターは存在しましょうが、それが分散するのは好ましくありません(OS標準のプレイヤーで再生出来るのが好ましい)。

やはり古い環境で変換を行っておく必要がありますと思った次第です。

対応動画ファイルを拡張する手段が用意されていないように思えるmacOSの動画再生・作成環境ですけど、かつてのQuickTimeのようにプラグインで拡張する仕組みって無いんですかねー。

<追記>Appleから配布されているQuickTime 7をインストールすることで、利用できるみたいですね。</追記>
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macOS Sierra のFinder

mac |2016-09-24
macOS Sierraの細かい新機能の中で個人的に「おぉう」って思ったのがFinderでのディレクトリパスの入力についてです。

macOS 10.12 SierraのFinderで一度入力したディレクトリパスを記録して再度使うオートコンプリート機能が利用可能に。 [AAPL Ch.]

Finderウインドウ上でCommand + Shift + Gで開くファイルパスの入力フォームは、Tabキーを押す事での従来は補完は効いたけどそれだけでした。これが、ポップアップによる履歴の表示選択に対応するようになったのです。これはちょっと便利になったかもと期待しております。



Finderについてはそれ以外に「名前で並べ替えるときにフォルダを上部に表示」ってオプションが追加されていますね。これはこれでありがたい人も多いかもしれません(Windowsのエクスプローラがそんな仕様ですし)。

macOS 10.12 SierraのFinderでは常にフォルダを上部に表示する事が可能に。 [AAPL Ch.]



リスト表示時のファイルのリネーム時の挙動が変わったかもしれません。
El Capitanでは、リスト表示でファイルのリネームをおこなた場合、そのファイルはソート順序の正しい位置にすぐに移動するわけですが、同時に画面のフォーカスもそのファイルに合わせられます。結果として現在編集しているウインドウ内の位置がよく分からなくなりうるという事態が生じます。



同じことをParallels Desktop上のmacOS Sierraで行ってみますと、リネームするとファイルはソート順序の正しい位置に吹っ飛びますが、ウインドウ内のフォーカスは変わりません(リネームされたファイルは選択されたままなので、この状態でReturnキーを押すと(リネームのスタンバイ状態にはなりますが)そのファイルにフォーカスされます)。



これは動作がまっとうになったなと思います。

ということで、微妙によい方向のチューニングが進んでいるなと感じております。
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macOS Sierra を入れられるマシンが無い…

mac |2016-09-24
無いのですよ。
手持ちのマシンでインストール可能なものはいくつかあるのですが、それらのうちメインマシン2台についてはは新規インストールをしたいから、その作業が面倒くさい(特にMac Proはグラフィックカードの問題があり一手間多い)ってのがあり、それじゃサブで動いているマシン達はどうかと言うと、専門職をやらせているマシンどもは動作に不都合が生じると面倒になるってことでやはり上げにくかったりするのです。
そんな時に、遊んでいるマシンが頼りになるわけですが、遊んでいた MacBook Late 2008 は動作対象から外れております。Mac miniは形状が薄くなって以降のモデル(Mid 2010)が対象ということで、ファイルサーバーとしているMac mini Late 2009も対象外。
ということで、サクッと入れて試してみるマシンが存在しません。

というわけで、実環境におけるmacOS Sierraは新MacBook Proが登場してから考えるかなという気分となってきております。(新MacBook Proは当然macOS Sierraでしょうし、それの導入により役割をスライドさせることになる現在稼働させているMacBook Pro達にはその時にOSを新規インストールしましょう。Mac Proはその流れの中に無いのでNVIDIAのドライバが登場し次第入れていいのですが、いかんせん新規インストールをしようとすると面倒くさいのですよねー。)

以上の理由により、とりあえずmacOS SierraはParallels Desktop環境へインストールを行いました。Parallels Desktopの最新バージョンは12ですけど、まだそれにしておりません。でも11でも一応動作はサポートしています(OSの新機能と連携する機能のサポートは12が必要だし、より最適化したドライバのリリースは11では期待出来ないでしょうけど)。

でインストールするわけですが、macOSのリッチな画面遷移エフェクトはちょっと重く感じるわけです。そこでSierraの新機能?「視差効果を減らす」オプションです。アクセシビリティ→ディスプレイの中にその設定項目があるのですが、Mission Control を動作させる時の動きがシンプルになり、Parallels Desktop上でもストレスが減ります。

というわけで、ちょぼちょぼと試していこうと思っております。
(でも動作は完璧じゃないのですね。ハードウェアに依存する部分はもちろん動きませんし、例えば「マップ」を起動すると画面が真っ黒だったりで使えなかったりしますんで)
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