日々適当

hibitekitou

GeForce GTX 960にしてみた

mac |2015-05-11
Mac Pro Mid 2010にGeForce GTX 960を入れてみました。



当然Mac用なんて売られているわけはないので、PC用を購入。特に理由もなくELSA GeForce GTX 960 2GB S.A.C SS [エルザ ジャパン]です。(電源が6pin一個に抑えたかったから960のVRAM 2GBモデルなんだけど、メーカーがELSAなのには理由はありません。NVIDIAじゃなくても良かったんだけど、まぁ、なんとなく)

Mac ProにはOS X 10.10.3が入っております。下準備は何もせず、これまで刺さっていたRadeon HD 5870を外して新しいカードをさして、電源オン、ってやったら、再起動が繰り返されていっこうに使用可能になりませんでした。ということで、Radeon HD 5870をさし直して、起動。NVIDIAのQuadro for Mac用に出ているWeb Driverをダウンロードしてインストールします。その上で電源落として新しいカードにさし直し。そうしたら、画面に絵が出てくれました。



もっとも、ログインウインドウが出るまでの起動中、画面には何も表示されません。これがMac用じゃないって事で、もしかしたらファームウェアを書き換えてやればそれも出るようになるのかもしれませんけど、それは確実にできるという情報を得てからじゃないとやらなくていいかな。

この状態で怖いのは、将来のOSのアップデートでNVIDIAのWebドライバーが削除されて、またそれをインストールするまで画面が出なくなってしまうことで、そうなると、RADEONを指してやってって手順を踏まねばならなくなるわけで、それは面倒そうです。10.10.4に上がる時、標準のドライバで認識してくれるといいんですけど。

ちなみに、Radeon HD 5870からGeForce GTX 960に変えても、Mac的にはOpenGLとOpenCLの利用可能バージョンが 4.1と1.2であることに変りはないようです。
CINEBENCH R15のGPUのスコアはRadeon HD 5870の方が上です(MacではNVIDIAのチップでどうもスコアが伸びない傾向がありますね)。おそらくですけど、性能の向上を感じる機会は少ないんじゃないかって思っています(そもそも、そんな性能を感じる使い方をしていなかったんで…(^^;)。
PCの世界ではPCMarkってベンチマークソフトがありますが、それだとRadeon HD 5870は例えば4420なんてスコアだそうです。一方GeForce GTX 960は10500。評価はDirectXベースらしいので単純にMac環境に応用できるもんじゃありませんけど、倍以上のスコアになっているってことで、ちょっとは性能向上を期待できますかね?

というわけで、このビデオカードの入れ替えによって(ぼく個人の使い方で)確実に起こる効果としては消費電力の低下が期待できるってことぐらいで(Radeon HD 5870は6pinの外部電源を2つ必要とするのに対し、Geforce GTX 960は1本でいい)、気分的な費用対効果としてはどんなもんだろうと思ったりはします。
まぁでもトラブルが起こらなければ、VRAM量が倍になっていたりとか、スペックも上がっている事を期待できたりとかで、ちょっとは延命に貢献できるんじゃないかねぇ、と期待しております。

<追記>
パフォーマンスを見るのに面白いXcodeのサンプルプロジェクトがありました。

OpenCL N-Body Simulation [Apple]

シミュレーションをCPUとGPU、切り替えて行うことが出来るプログラムのようですけど、歴然としたパフォーマンスの違いを感じられました。(Update/sec の値が全然違う)


</追記>
コメント ( 0 )|Trackback ( )
  ・