日々適当

hibitekitou

ProRes 4444 XQ は QuickTime 7 からは利用出来ないっぽい

mac |2014-06-29
現状の話だけど。
例えば、QuickTime Player 7 Proの書き出しオプションを見てみると選択できません。



当然ながら、ProAppsコーデックのアップデータは当ててあります。
QuikcTime 7から利用するコーデックは /Library/QuickTime/ に置かれていて、そこのAppleProResCodecのタイムスタンプは作成日は2013年のままということで、今回のアップデータで更新されていない事は分かります。

でもって、当然ながら、Compressorからは選択可能です。



QuickTime Player Xがリリース後も、何でQuickTime Player 7が配布されているのかといえば、編集機能はもちろんなんだけど、どちらかというと古いフォーマットに対応したムービーを扱うためのように思います。つまり、両者はOSに用意されている違う機能にそれぞれアクセスしており、結果としてQuickTime Player 7ではProRes 4444 XQのファイルを開く事が出来ず(正確には開けるけど映像は出ない)、QuickTime Player Xでは開く事が可能という事になります。

というわけで、Compressor以外(Apple純正以外)で新しい仕組み(AV Foundation?)を利用したアプリから確認してみたいのですけど、入れてないんだよなぁ…
とりあえず、例えばKeynote。そのスライドにProres 4444 XQのファイルを挿入してみると、再生されます。iMovieにもインポートされます。

なんとなく、AppleはもうQuickTime Player 7向けには機能を増強はしないって意思表示のように思えますね。MavericksでQuickTimeのライブラリは廃止って話も聞きますし。だったら、QuickTime Player X(とそれが利用しているライブラリ)にQuickTime 7並の自由度を持たせろ(コーデックプラグインの採用とか)って思うけど。

<追記>
hiroshisaito.net blog にて、その使用について、より深い考察を行っておりました。

Apple ProRes 4444 XQ
ProRes 4444 XQで書き出し

これ見てて初めて知ったんですけど、ProRes 4444 XQまわりもQcuikTimeコンポーネントになっているんですね。そして、CompressorやFCPXもQuickTimeコンポーネントを参照しているらしい。読み込みのための/Library/QuickTimeにあるコンポーネントも、そのパッケージの中身は新たに更新されていると書かれており、実際、中をのぞくと確かに更新されていました。
でもって、あらためて検証してみると、QuickTime Player 7でも再生できちゃいましたよ。思うに、インストール後すぐだったからダメだったのかもしれません。その後、現在までにマシンは何度か再起動しているので、ちゃんとコンポーネントがロードされた状態に現在はなっているという事なのだと思います。書き出しについては上記リンクにある通り、ちょっとごにょっとしないと利用できないようですが(たいしたごにょっとじゃないけど、未検証)、ともあれ、エントリの一部に横線いれました。
</追記>
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