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hibitekitou

Adobe Bridge CS3 でリネーム

mac |2008-06-28
コメント欄でせっかく提案いただいたので検証してみます。
とりあえず、このソフトの一番のネックは、起動時間の遅さ、です。
Mac Proでメモリ上にBridgeのものが全く乗っていない状態で数秒から十秒ぐらいかかります(5、6バウンドして画面が出た後も2、3秒待たされる感じ)。
そこから終了させてすぐに起動させると3秒ぐらい。これぐらいなら前々許容範囲というか十分なんですけど、初起動時はちょっと重量感を漂わせてくれます。
ただ、このツールを活用しまくる状態になると、おそらく起動しっぱなしになるから、あまり大きな問題にはならないってことなのでしょう。

次のデメリットは、階層をたどる面倒さ、でしょうか。

普通のリネームツールの場合、Finderで処理を行いたいファイルのある階層を開いてあり、リネームツールに該当ファイルをドラッグ&ドロップで放り込む、というのが一般的であろうと思います。

ところがBridgeはそもそもそのような目的のツールではないために、Bridgeのウインドウにファイルを放り込んでしまうと、Bridgeのなかで開かれている階層に、そのファイルが移動・コピーされてしまいます。

それじゃ目的の階層にいくにはどうするかというと、「お気に入り」に登録されていないのなら、いちいち階層を潜っていかざる得ません。ファイル管理をBridgeを主軸においているならそれでいいのですけど、Finderでファイル管理を行っている通常の場合は2度手間ということになります。

ここいらへんが、Bridgeをリネームとかに気軽に使えない理由となりましょうか。

さて、以上のことが本当なのか、というのを検証しますと、「階層をいちいちたどっていかねばならない」というのが嘘であることが判明しました(苦笑)
目的の階層がFinderで開かれているなら、そのフォルダアイコン(あるいはその階層にあるファイルのうちどれか一つ)をDockのBridgeのアイコンに放り込んでやればよかったのですな。

ドラッグ&ドロップ


リネームツールへのアクセスは、こんな感じです。



そうすると、リネームに関するいくつかのオプションが出てきますし、おおむね使えそうです。
特に、リネームしながら他のフォルダに移動させたりコピーさせたりできるのはすばらしいと思います。
残念なのは、検索・置換が無いことと、リネーム後、どのようになるかのプレビューが一ファイルに制限されることですね。

仕事柄、連番を扱うことが多く、その順番が変わってしまうと悲惨なことになるので、処理を実行する前に、ちゃんと正しくナンバリングされるか確認を行いたく思ったりします(自分とソフトをそこまで信用できない…)。

もう一つ残念な点があります。一つのフォルダに大量の画像ファイルが入っているなんてこともざらにあります(千以上ってオーダーのこともある)。そんなときに、いちいちその階層内のファイルのサムネイルを作られるのはちょっとつらいかな、ってところですね。まぁこれはコンテンツ管理ツールの性格を持つ以上、仕方の無い部分でしょう。

ともあれ、こうしてちょっと触ってみると、ビュアーとしてなかなか使いやすそうな印象を持ちました。
特に、フラットビューボタンが気に入りました(サブフォルダ内のファイルも全部表示しちゃうモードに移行するボタン)。

あと、なにげにプレビューで設定したキーワードも反映しますね。
例えば、以下のようにファイルが2つだけのフォルダがあり、それらファイルのうち片方にはプレビューでキーワード設定したとします。



もう片方のファイルにはキーワードは設定されていません。

で、Bridgeでキーワード設定されている方のファイルを選ぶと、一時的に「その他のキーワード」のところにプレビューで設定されたキーワードが出てきました。



なかなかにOSとの親和性が高いです。

それで、Bridgeでもう一つのファイルを選び、「カエル」にチェックを入れてからプレビューでそのファイルを選べばキーワードが設定されているはず、と思ってやってみたのですけど



残念、文字化けしちゃっておりました。まぁ少なくとも、英数字のキーワードでは問題はなさそうですね。

ちなみに、Bridge上で「カエル」と設定されたキーワードはSpotlightのメタデータkMDItemKeywords に"EU0301JEU0301GEU0301aU0303"という形で登録されていました。ちなみにプレビューで「カエル」と登録すると"U30abU30a8U30eb"となります。おしいなぁ。
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