日々適当

hibitekitou

QuickTime 7.4のエンコーダ

mac |2008-02-08
QuickTime 7.4 において、エンコーダ周りに見直しがあったようで、7.4デフォルト状態だと、エンコード時にたとえばSorenson Video やSorenson Video 3を選択できません。
ということで困っている人がいて調べてみて知ったのですけど、古いコーデックに分類される物がデフォルトでは選択されないようになっていました。

選択可能なコーデックほぼデフォルト状態で選択可能なCodec


システム環境設定のQuickTimeの詳細タブにある「レガシーエンコーダを表示」にチェックを入れると以下のようになります。

レガシーエンコーダ含む状態


かなり多くのCodecが選べなくなっていることが分かるというものです。
Appleとしては推奨しない、って事なのでしょう。

僕が仕事をしている周辺では、QuickTimeでデータを(納品ではなくチェック用とかで)やり取りする場合、Sorenson Video 3でエンコードすることが多いです。
しかしそれが非推奨ということなら、代わりになるのはなんでしょうかね。

たとえば960×540の解像度を持った30Fpsの18秒のムービーをSorenson Video 3で書き出したとき、2分30秒程かかり、そのファイルサイズは96M弱程になりました。
これをビットレートに直すと540044600kbps程度になる感じです。
この設定で、H.264で書き出してみましょう計算間違いしてしまい、H.264へはその1/8のビットレートで変換してみました(品質は最高で)。
そうすると3分40秒ほどかかりました。ファイルサイズはマルチパスをしているせいか大幅に小さくなり11.9MB。画質も、十分な内容を持っていると思います。
それじゃ、高速エンコードにするとどうでしょうか。時間は1分5秒。ファイルサイズは12.8MBと少し大きくなりました。サンプルとして見せるには十分な画質は持っているともいます。
データレートの制限をしなかった場合でかつマルチパスの場合、ファイルサイズは61M弱と大きくなりましたが、それでもエンコード時間は1分50秒程とSorenson Video 3よりも高速です。画質も十分でしょう。

まぁ正直、微妙な濃淡とかの再現性はH.264が劣るように思えますけど、プレビューとして出すには十分じゃないか(ファイルサイズも小さいし)と思われます。
相手先のマシンパワーも考慮しないといけないでしょうが、これからはH.264にしちゃってもいいような気がしてきました。
問題は、AfterEffects CS3からだと、QuickTimeのH.264としての書き出しができないことなんですよね。
AdobeのH.264の出力エンジンを使うことになるようです。これの設定を今後研究しないといけないかな、とか思いました。
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