日々適当

公式サイト

いやぁ、よかった。いい映画です。
時代は昭和33年だそうです。
東京。
建設中の東京タワーの絵に魅かれて観に行ったのですけど、笑いと感動がぎっしりつまった良作でした。

オープニングのワンカットで舞台の一つである自動車修理工場から東京タワーが見える大通りまで、その舞台を見せていく部分でさっそく引き込まれました。そのカメラワークが「おお」って思うものだったし、描かれる舞台の現実感というかがなかなかのもので、唯一みていて気になった混雑する上野駅を俯瞰するショットで動く人々がいかにもCGって動きをしている所(^^)も興ざめさせるようなものでも無かったし（モブは大変だよね）、ホント物語が進行していく舞台がよくできていましたね。

そんな絵的なものがベースにあったおかげで、お話をとても楽しんでみることが出来ましたよ。
（お話は、基本的に楽観的で明るくホッと出来るもので、それがためにふわふわしちゃうと言う印象になっていないといいますか。やっぱりそれなりに貧しい時代の現実って物は出てきていて、しかしそれで物語を覆ってしまう事が無いために、ちゃんと地に立っているって確かさがあった上での前述の印象を持ててとても気分よく映画を観て観終えることができたというか。）

や、いい物観ましたよ。