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ROSSさんの大阪ハクナマタタ



独立行政法人国立美術館は東京に東京国立近代美術館、国立西洋美術館、国立新美術館の3館、京都に京都国立近代美術館、大阪に国立国際美術館と合計5館の美術館を保有、運営している。



国立国際美術館は、大阪万国博の時に使われた美術館を活用し1977年、国内外の現代美術を中心とした作品を収集・保管・展示し、関連する調査研究及び事業を行うことを目的として開館したという。

その美術館が30余年を経過して、施設が老朽化してきたため中之島に完全地下型の美術館が新築され、今から2年前に移転している。



地下鉄四つ橋線の肥後橋駅から土佐堀通りを西に向かい、土佐堀川に架かる筑前橋を北に渡るとそこが国立国際美術館であった。



美術館の敷地は楕円形の外観がユニークな大阪市立科学館の北東側にあり、美術館の本体が地下に建設されているので地上には奇妙な形に曲げられたステンレス鋼材とガラスでできた狭いエントランスしかないのでチョット迷ってしまう。



建物は、竹の生命力と現代美術の発展・成長をイメージした外観デザインとしたとHPにあるが、この地上部分を見て竹のイメージが全く湧いてこなかったのは私だけであろうか。

エントランスロビーのガラス天井から関電本社ビルが見える



人と美術との交流を生み出すパブリック・ゾーンを設け、より快適な鑑賞の場を提供できるよう工夫したとHPに書かれている通り、エスカレーターで下りた地下1階には、やたらに広いエントランスホールを挟んでミュージアムショップとレストランがあった。



しかし、ミュージアムショップも独立行政法人(公務員)による武士の商法で運営しているせいか、魅力のある商品は少なく接客もぎこちない。

地下1階の受付でチケットを求め、地下2階と地下3階にある展示室までエスカレーターで下りるのであるが、エスカレーターのある空間は吹き抜けとなっているので上空にあるガラスとステンレスの骨組アートを眺めることができる。



地下2階の常設展の入り口手前にあるトイレに入ったら、ガラストップの洗面台は豪華であったが、便器にウオッシュレットが付いていない。



高い入場料を取る新しい国立美術館であればこそ、ウオッシュレットくらいはぜひ設置して頂きたいものである。


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