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ROSSさんの大阪ハクナマタタ



大阪市長杯世界スーパージュニアテニス選手権大会は18歳以下のジュニアを対象に世界各国で行われる約300トーナメントの中で、最高のAグレード9大会の1つで、唯一アジアで開催される大会である。



この大会が大阪市で開催される契機になったのは、大阪オリンピック”誘致に向けて海外に大阪をアピールしたいということであったらしいが、肝心のオリンピックが流れ、この大会だけが残ったのは結果的には良かったのでなかろうか。



今年で11回目を迎えているが、この10年間に、男子はロディック、バグダディス(2006全豪準優勝・ウインブルドンベスト4)女子はモーレスモ(2006ウインブルドン優勝)等、後の世界のトップテニスプレーヤーとなる選手が出場している。



組み合わせ表によれば、今年の出場者はシングルスに男女64名づつ、ダブルスも32ペアの男女64名がエントリーしているらしい。



男子シングルス準決勝戦の杉田祐一と伊藤竜馬の試合を見たが、勝った杉田は強烈なショットを打ってもミスが無い、文字通りスーパージュニアと呼ぶにふさわしいテニスプレーヤーであった。



杉田は翌日の決勝戦でもフィンランドのヘリオバーラに勝ち、大阪市長杯開催11回目にして日本人男子初の優勝者となっている。



しかし身長190cm以上、サーブは時速200キロオーバーが普通というプロテニスの世界で身長170cmと小柄な杉田が戦うには体力的に少ししんどいかもしれない。

その杉田は2007年度トップアスリート入学試験で、卓球の福原愛とともに早稲田大学の入学が決定しているらしい。

女子シングルス準決勝で勝った16歳の森田あゆみは翌日の決勝で、ダブルスでペアを組んだデンマークのウズニアッキと戦い、こちらは敗れている。

練習中のウズニアッキ



プログラムによれば、ジュニア世界ランクで森田4位、ウズニアッキ2位とあるので敗戦もやむを得ないのかもしれないが、森田はあと2回この大会に出場するチャンスがあるので来年以降も頑張ってほしいものである。



その森田とウズニアッキがペアで出場した女子ダブルスの決勝戦を見たが、森田がウズニアッキを引っ張ってパワフルなロシアペアを破り見事優勝している。



森田の両手打ちのボールは常にネットすれすれを相手のコート深く猛スピードでつきささる強烈なショットで、長身のロシアペアのパワーと比べても互角以上の戦いをしていた。



しかしスーパージュニア森田も残念ながら身長162cm、180cmオーバーがゴロゴロしているパワフルな世界の女子プロテニスで、はたして通用するのであろうか。


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