遠征先で見た小型のシギ達です・・・左はヒバリシギ(全長14.5cm)右トウネン(全長15.0cm)の大きさ比べ
ヒバリシギとトウネンはよく似ていますが、ヒバリシギの方が色が濃く足が黄緑色、トウネンは色がやや薄くて足は黒色
こちらはトウネン(手前)とオジロトウネン(全長14.5cm)の大きさ比べ
図鑑(日本の野鳥590・平凡社)の分布図によればトウネンの繁殖地はシベリア北東部からアラスカ北西部、越冬地は東南アジア、インド、オーストラリアの各沿岸地域
従って英国とヨーロッパの図鑑(注1)にトウネンの記載はありませんが、よく似たヨーロッパトウネン(全長14cm)が記載してあります
北米の図鑑(注2)には<全長16cm・アリューシャン列島等で繁殖し、内陸部に偶発的に表れる>の説明とイラストが記載されていました
インドの図鑑(注3)には<全長13~16cm・インド西部沿岸とバングラディシュ沿岸部に冬鳥として渡来>
オーストラリアの図鑑(注4)には<一般的な渡り鳥でオスは8月下旬から10月中旬に、メスは9月下旬から11月に渡来する>・・・主な越冬地はオーストラリアのよう
ニュージーランドの図鑑(注5)には<繫殖地のシベリアやアラスカからニュージーランドに数百羽が渡来する、冬季(北半球の夏)に一部が越冬する>・・・一部はニュージーランドにも渡るよう
注1:英国とヨーロッパの野鳥図鑑:the most complete guide to the birds of britain and europe by collins bird guide
注2:北米の野鳥図鑑=national geographic field guide to the birds of north america
注3:インドの野鳥図鑑=birds of india by princeton
注4:オーストラリアの野鳥図鑑=the australian bird guide by princeton
注5:ミュージーランドの野鳥図鑑=the hand guide to the birds of newzealand by hugh robertson & barrie heather