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ROSSさんの大阪ハクナマタタ



日系スーパーの総経理(社長)をしていたFさんが帰国されるということで、その送別テニス試合に参加した。

この日集まった男女14人が抽選で7チームに分かれ、リーグ戦で順位を決定するという形式で、私は最初4連勝してこれは優勝かもと思ったが、最後の2試合に負けて4勝2敗、7チーム中3位とまあまあの成績であった。



送別テニスの主賓ともいうべきFさんのペアが見事優勝し、60歳のSさんと58歳のKさんのペアが2位と、理想的な結果になったので、試合は大成功であった。

試合の後、近所の中華レストランの個室で送別の食事会となったが、こういう場所での世話役は広州領事館のIさんがすべて仕切ってくれて美味しい料理を注文してくれるのでほんとうに助かる。

アフターテニスの食事風景(女性軍)



外務省にはマスコミで報道される悪いイメージを持っていたが、テニスで知り合ったサービス精神旺盛なIさんのお陰で、悪いイメージを払拭することができたのは収穫であった。

隣に座った日系スーパーの最高責任者であるFさんからは、偽札を受け取ったレジ係りには自腹で弁償させるという話を聞き、レジの女性がお札を真剣にチェックする理由がやっと判った。

又、Fさんが最初レジに並んで支払いをしようとすると、国有企業で働いた経験のあるレジ係りがお金を受け取らなかったという。

理由を聞くと、国有スーパーでは総経理は商品を只で持ち帰ることが常識で、レジ係りはお金を受け取ってはならないという不文律があるらしい。

裏と表の2重スタンダードがあり、汚職は常識という中国ならではの習慣であろう。

それにしても広州の女性は男性に比べて皆優秀ですねえと私が言ったら、Fさんもまったく同感ですと全面的に認めておられた。

Fさんからは、広州の客単価は日本の3分の1くらいですと聞いたので、これが日中消費者の購買力の差かもしれない。

Fさんは広州滞在6年ということですっかりここが気に入って、日本には戻りたくありませんと非常に残念そうであった。

現地法人の総経理というトップの立場と、本社管理職の中の一人という立場ではその権限と仕事の面白さには雲泥の差があるということであろう。

テニスメンバーとの食事



試合で2位となったSさんは、広州の日系自動車メーカーに勤務していたが、定年と同時に広州の関連企業に再就職されたそうである。

その会社における初めての日本人として給料、待遇を全部自分で決めることになったので悩んだそうであるが、結局給料は別の関連会社の日本人と同額とし、専用車と専属運転手、専属通訳をつけて貰ったとのこと。

住むところは現役の時と同じ5つ星ホテルの付属マンションとしたので、ホテルのプールやアスレチック施設が無料で利用できるそうである。

その上、半年毎に会社の費用で帰国できるように制度を作って貰ったということなので羨ましい。


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