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ROSSさんの大阪ハクナマタタ



姫路城の「への門」をくぐると「井郭櫓内の井戸」があり、この井戸は城主の居館に近く、その台所へ水を供給していたらしい。



姫路城には全部で33箇所の井戸があり、そのうち13箇所が今でも現存しているという。

天守の石垣を周ると「備前丸」の広場に出るが、ここからの天守の眺めは視野一杯に広がり素晴らしい。



「備前丸」の名前は、池田輝政と督姫の間に産まれた忠継に備前国が与えられために命名され、城主が交代した後もその名前は残ったという。

備前丸には城主の館として多数の建造物があったというが、残念ながら明治15年に焼失したらしい。

天守閣への登閣ルートの西側にライトアップ照明があり、その位置からの天守の眺めが素晴らしいかったので写真に撮っておいた。



天守閣への登閣口は、「水四門」で「水五門」「水六門」と通過するが、「水五門」は頑丈な鉄板張り、「水六門」は天守閣の玄関口となるために二重戸の厳重な構造である。

姫路城は標高45,6mの姫山の上に、14,8mの石垣を築き、31,5mの天守閣が建築されているので天守閣の最高部の海抜は92m、外観は五層だが、内部は地下1階、地上6階の7層となっている。

地階は、穴蔵と呼ばれ、西と北の両面からわずかな光が入ってくるだけの兵器や食糧を貯蔵していた倉庫で水の調達道と調理場の大きな流し台の設備と、東北隅に3つの厠がある。



厠のスペースは広く、甲冑を着用しても使用出来るように考えられているようで、下の壺は、備前焼の大瓶が使用されているらしい。

壁の槍



1階の面積は550㎡で各階へと登る階段は、守りやすいように急な傾斜の階段となっていて、内側の壁には武具をかけておく武具掛けが並んでいる。



2階は歴代城主ゆかりの家紋瓦や花押の展示室、3階には地階から6階床下まで二十四.六メートルもある東大柱と西大柱の2本の天守閣を支える心柱を見ることができる。 



大柱は根本の直径95cm、末口直径42cmもある大きさで、西大柱は二本継ぎになっている箇所が3階にある。




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