ロクマルでいこう、60でGo!

" AS SLOW AS POSSIBLE AND AS FIRST AS NECESSARY "

冬の雪道の装備と安全知識

2016年02月03日 | ランクル ドライブ

 ジムさん一家はネバダ州からアイダホ州に自動車に乗って向かっていました。途中、大きなフリーウェィから降りてマイナーなローカル道に入って走っていた所雪原の雪道で道に迷ってしまいました。当時は車のGPS(カーナビ)はまだ普及していません。道に迷ってあたふたしている内に車は雪でスタックしてしまい身動きが取れなくなってしまいました。主人であったジムさんは辺りを探索し小さなケーブ(穴)を見つけ妻と小さな子の為にシェルター(簡易避難場所)を準備し自らはバックパックを背負い近くの村まで歩き助けを求めました。ジムさんの足は凍傷になってしまいましたが、家族は助かる事が出来ました。

 ジェームスさん一家は冬のオレゴン州の森の中で車がスリップして路肩に突っ込んでしまいました。後に、主人であるジェームスさんは森の中で、そして奥さんと子供達は残された車の中で無くなりました。これらの話は1993年の冬に実際に起こった雪道での遭難事故の一部です。

 

 

 それらを紹介しているのはこの冬号のAmerican Survival Guide 誌です。

 誌の意向はそれらの例を出す事によって冬の雪道の運転は特別な事であり決して甘く見てはいけないという警告です。天候、道の選択、それでも何が起こるかは分らないので、車と人に対する十分な準備と知識が必要である事を強調しています。以下はその記載の中から実際に冬の雪道で参考になり役立つ知識として知っておくべき事を貼っておきました。

 

まずは、装備。

毛布、シャベル、チェーン、トーイングストラップ、厚手のグローブ、トライアングルリフレクター、なぜか消化器?

他にも救急箱に基本的な解氷払雪用具。目的と場所に合わせて食料とキャンプグッズ等。

 

道の選択と天候を考慮する。リスクの高い道は選ばない事。

燃料を十分に保ち、途中何かがあったらどうするのかを多角的にシュミレーションしておく。

 

雪上での対向車とのすれ違い時、

自分はよくても対向車がスリップして突っ込んでくるかも知れないという危機感を常に忘れない。

 

野生動物との遭遇時は特に注意!

瞬発的な急ハンドル、急ブレーキは事故の元です。

 

トライアングルリフレクターをそんなに近くに置いたら意味がありません。

危険を知らせる為に離して置きましょう。

 

この男性の様に自分の車が突っ込んだ場所に立っていてはいけません。

同じ様な状況で他の車も同じ場所にスリップして突っ込んでくる可能性があります。

 

 準備や知識があったとしても冬の雪道では予期せぬ事が起こるものです。

しかし、その備えが有った故に助かったという事態もあります。

冬の安全運転とはこういう準備と知識が前提となるものなのです。

 

 


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ランドローバー社黄金時代の... | トップ | 夕方のガスステーションにて »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ランクル ドライブ」カテゴリの最新記事