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ランドローバー社黄金時代の終焉とニューディフェンダーの課題

2016年02月01日 | PICKUP TRUCKS & 4X4

 デイフェンダーの生産終了がランドローバー愛好家達にとって大きな失望となっている。それは最近のランドローバー関連雑誌の幾つかの記事から伺う事が出来る。LRO (Landrover Owner International) のシリーズ-ディフェンダー記念誌のある一ページには以下のタイトルに有る様に If this ia end...  What's Next と題してディフェンダーの次に来るもの(ニューディフェンダー)に対する問いがなされている。ディフェンダーファンにとって次期デイフェンダーと呼ばれたLand Rover DC100はあまりにも不評であったが故に、ランドローバー社はDC100とは異なる新しいディフェンダーを発表する用意がある事を公にしている。

 

それを語っているのはランドローバー社のチーフクリエィティブオフィスのGerry Mcgovern氏である。

彼はニューディフェンダーについての構想について以下の3つを揚げている。

The next Defender

ニューディフェンダーの構想

 

1、モダン的

2、エアロダイナミックスを取り入れる 

3、経済的でなければならない(燃費も生産コストも)

 

 これらの要素を念頭に置いて想像する新しいディフェンダーは保守的で伝統的なデザインの往来のディフェンダーとは異なるものであると推測する。ディフェンダーがどの様に新しくなるのかは想像の範囲でしかない。では、ランドローバー愛好家達は(ここではレンジローバーや近年のディフェンダー以外のランドローバー愛好家を除く)いったいどの様な新ディフェンダーを望んでいるのであろうかについてLRO 誌がまとめている。以下はその記事の中から、時期ディフェンダーに対する期待の声を幾つか箇条書きに挙げてみた。

 

Rakish looks leading to poor visibility. especially when driving off-road.

オフロードにおいては軽快に見える近代のエアロフロントウインドウは

視界が良くないので採用して欲しくない。

 

Easily dented body panels that don't wear damage well. The same goes for the interior trim....

オフロード車は丈夫であるべきだ。

ちょっとした事でボディが凹んだりチリがずれたりするのは勘弁してほしい、内装も。

 

Needless complexity that compromises reliability and durability in the field.

フィールドにおける信頼性を維持する為に余計な電装品は不要だぞ。

 

Minimum price tag fora basic commercial variant.

あまり値段が高いのは困る。適正な値段で販売して欲しい。

 

 これらを総合すると理解は乖離的で、おそらくニューディフェンダーはランドローバー社からは出てこないであろう。もし、ニューディフェンダーと名乗る車が出て来てもランドローバー愛好家達はシリーズ、ディフェンダー系の後継という枠には入れないのではないだろうかと思う。ランドローバー社が現行ディフェンダーの生産を止めた事でDefender is dead (ディフェンダーは死んだ)という声を聞くが、これは真摯に受け止めたい。正確にはランドローバー社がランドローバーを生産出来なくなってしまったという事なのだと理解している。

 

 

組み立てラインを移動する最後のディフェンダー

 

コメント
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