ランドローバー社では今年ディフェンダーの生産に幕を閉じた。しかし、ランドローバー社の中には古いランドローバーの存在価値を知りその伝統を継続したいという勢力(DNA)が存在する。その意向がランドローバー社で具体的な形となって現れたのがLand Rover Heritage Parts 部門 である。これは昨年2015年の4月にドイツで開催されたオートショウの開催中に公式に宣布された。今後ランドローバー社はディフェンダーの生産は終了する。しかし、1948年から生産が始まったシリーズの1、2、3。ディフェンダー、レンジローバークラッシック、そして初代ディスカバリーにおいてはその維持の為に我々がパーツのラインナップを揃えますよ。というランドローバー社の古いランドローバー車に対する取り組み姿勢と理解を具体的に示した形となっているのである。更に今年の春からは初代フリーランダーもヘリテージに加わる事になる様子。過去に生産したランドローバーを将来においても継続して維持する事を奨励する為にランドローバーはヘリテージパーツ部門を車内に設けて本気でそれらの車両の部品提供を行う方針である。ランドローバー社ではランドローバーの古い新しいモデルは共に現在という時に一列に並んだ。
John Edwards, Managing Director of Jaguar Land Rover Special Operations, said:
We are delighted to launch Land Rover Heritage, which perfectly complements the recent introduction of Jaguar Heritage. It is estimated that 70% of all Land Rovers manufactured since 1948 are still in existence so there is a large and very passionate owner base to support through Land Rover Heritage.
ランドローバーの正式なヘリテージパーツ部門の設定はジャガーのヘリテージサービスを取り入れたものではある。1948年から生産されたランドローバーの70%は現在も生存しているとの事だ。ランドローバーというクルマを理解する為にはランドローバー社を理解する必要がある。これでランドローバー社は躊躇する事無く、エアロダイナミックスな電子ローバーを売り続ける事が出来る切符を手に入れた形となったのだ。