寒い冬の午後。ノーザンニュージャージーのスカイラインドライブをLX450で流していると、後ろから一台のビンテージカーがぐいぐい追い上げてきた。ちらちらとバックミラーを覗きながら、あれはMGかなぁ、それともトライアンフかなぁ?と思いながら車のイメージと自分の脳裏の中にあるデーターをマッチングさせていた。英国車である事は間違いないが、車種の確信が欲しかったのでウインカーを出して路肩によって後続するビンテージカーを前に行かせた。
おおーっ!これは、
モーガンではないか。
Plus 4 か?氷点下の真冬に年寄り夫婦がオープンカーに乗っているぞ、渋い!などと、暖房が効いた車内で気持ちが踊った。登り坂での加速や静かな走りから、これは近年に生産された一台ではないかと感じた。伝統を重視するモーガンは基本デザインは当初から変っていないので年式を見分けるのは至難の業である。途中で道は渋滞となり、車内でゆっくりと半世紀以上の歴史を持つモーガンを観賞しながら進む、色々な思いが頭をよぎる。
モーガン+4とはどういう車なのか:The Morgan Plus 4 (or +4) is an automobile which was produced by the Morgan Motor Company from 1950 to 1969. It is a more powerful and, in the case of the earlier cars, slightly longer version of the company's 1950 4/4 model. The Plus 4 was revived in 1985 and filled the gap between the 4/4 and the Plus 8 until 2000; it was again revived in 2005. モーガンプラス4は1959年から1969年にかけてモーガンモターカンパニーにおいて製作された。1985年から2000年まで再び生産が行われ、その後2005年より再度(3度目)の生産が始まり現在に至り、現在も当初と同じモデルが生産されている。
おおっっと !
渋滞にしびれを感じた爺さんが U ターンを始める。
運転していた爺さんと目が合って手を上げて挨拶を交わす。
横に座っていた婆さんも寒楽しい感じであった。
モーガンは太いエンジンサウンド、ロングノーズの勇姿を残して後方に消えていった。
最近の高性能なスポーツカーにはほとんど関心が無いのだが、
モーガンという最近のスポーツカーには心を魅かれる自分。
歳を取ったらなおさら、真冬こそ快適なセダンではなくてビンテージオープンスポーツカーを駆りたいものだ。
北海道は今年も暖冬で雪が少ないですが、撒かれる塩カルは減りません...凍結予防か予算消化か...
爺さんになってバイクにまたがれなくなったら、モーガンのスリーホイーラーに乗ってやろうと、空き缶貯金に余念がありません(笑
モーガンはこれから先も同じ物を生産してくれるはずだという事で、これはモーガンモータースの持つ信用です。ハーレーが何故売れているのかを考えたらモーガンがなぜ人気があるのかが理解できます。