ロクマルでいこう、60でGo!

" AS SLOW AS POSSIBLE AND AS FIRST AS NECESSARY "

FRNCH CAFE

2016年02月26日 | NEW YORK

 車でニューヨークのマンハッタンを移動中、午後の最初の約束の時間まで30分程時間の余裕があったので路肩にパーキングスペースを見つけて車を停めた。横を見るとそこにはパリを拠点としたフランスのカフェのチェーン店であった。暫くエンジンをかけたまま暖房の効いた車の中から店の様子を眺めていた。店のフロントのガラス越しにエスプレッソのコーヒーバーがあり白黒の筋模様のユニフォームを着た二人の男性が休む事無く忙しく動いていた。白いコーヒーカップにコーヒーを注ぐ姿を見ていると窓を閉め切った車内にも入れたてのエスプレッソの香りがしてくる様な感覚を覚えた。

 先程から店内を見ているが客足が耐える事がない。ジャケットの襟を立てた人々が店のガラスドアを開けて次から次と入って行く。店のカウンターの辺りには人々が大勢並びそこで焼かれたパンやスイーッを購入したり店内の席が空くのを待っている。客足を見ているのは理由があった。店内がすいたら、サッ!とコーヒーを買ってテイクアウトしようと考えていたからだ。...しかし、その期待は今はかないそうにない。なぜならば時間が迫っており、もうすぐ約束の場所に向かわなければ遅れてしまうからである。コーヒーは次の機会に、その時は紙コップではなくて白い陶磁器のコーヒーカップと皿で頂きたいな、スイーッと一緒に。と思ってその場を離れた。

 そして、車を走らせて直ぐに腰に付けている携帯が鳴った。約束をしている当人からだ、『ごめん、後30分程遅く来てくれないかなあ。』...だと。

 

 こうやって次の楽しみが生まれたのであった。

 

コメント (2)
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