★プロ野球・TVナイター中継。 TV放送を観るか観ないかは別にして、ライオンズ戦がある日は、朝、インターネットの番組表で、地上波、BS、CATV……と探しまくる。 放送があることがわかると、豊かな気持ちになる。 逆だと、落ちこむ。 この世から隔絶された気持ちになり、放送のないエリアに住んでいることを嘆く。 昨夜の放送(ヤクルト対ライオンズ)は僕が契約していない局の放送だった。 もちろん観ることができない。 ★鬱屈し、絶望しているとき、不意に、ずっと以前、年来の知友(昔、ライオンズの応援団長)が、僕の「今、CATVで観ているよ」のメールに対して、「家のテレビにはライオンズ戦が入らない。仕方がないので文化放送を聞いている……」と返信してきたことを思い出した。 そうか、その手があつた。 僕も、昔々、「はっきりいってライオンズ」という放送をよく聞いたものだ。 携帯ラジオを持ち出し、大震災以来のスイッチを入れる。 ソロリ、ソロリとチューニングダイヤルを回し、1134KHz付近に至ったとき、意外にクッキリと大きな音で、しかし、フェージングを伴う雑音に混じりの、なつかしいなつかしい「ライオンズナイター」中継が聞こえてきた。 ★「ライオンズナイター」だから、徹頭徹尾、ライオンズびいきだ。 解説は工藤公康氏――あるときはマウンド上の西口投手に憑依し、あるときはコーチ気取りで……言いたい放題、縦横無尽。 さすが工藤、ホンマによくしゃべる。 僕は工藤が好きだから、それが楽しかった。 現在、ライオンズは、4連敗、6連敗、5連敗……、逆転負けをくりかえし、パリーグ4位に低迷している。 しかし、放送を聞いていると、トップを独走しているかのような気分になってくる(*^_^*)。 今後のライオンズ戦は文化放送「ライオンズナイター」に限る……と思った。 ★画像=以前にもアップしたことがある散歩コース。 以前と異なるのは、梅雨空+緑の成長により風景がいっそう濃くなっている。 〈耐えがたければわれ空に投げうつ水中花。 金魚の影もそこにひらめきつ。
すべてのものはわれにむかいて
死ねという、
わが水無月のなどかくはうつくしき〉
伊東静雄の詩句が口を衝いて出てきた。
鴨が1羽。 冬場は群れになって泳ぎ回っていたが、ケガでもして取り残されたのだろうか? 赤いヤマボウシは僕の「空に投げうつ水中花」だ。 「金魚の影」だ。 川沿いをウォークしようと思っていたのだが、立ち尽くしてしまった。 ★関連記事 ・河口から源流に向かって、はなむけ号(折りたたみ自転車)で走行中に出会った風景。ここまで自分が走行してきた時空間とは、まるで原理が異なる時空間になげうたれる感覚に襲われた ★公式ホームページへ ★WEB無人駅線ページへ |
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