職員室通信・600字の教育学

小高進の職員室通信 ①教育コミュニティ編 ②教師の授業修業編 ③日常行事編 ④主任会トピックス編 ⑤あれこれ特集記事編

普段は30℃程度の寿司職人の手が、寿司を握るときは16℃に下がる。タネも仕掛けもない。まさに修業の賜

2010-08-19 13:10:46 | Weblog

10.08.19 画像を見ていたらギッシングの『ヘンリ・ライクロフトの私記』の一節を想起した



◆けさ、起床後、部屋の窓を開けて換気したり、珈琲を沸かしたりしながら、ふと、つけっぱなしのTVに目をやると、寿司職人の手の温度をサーモグラフィーで測っている場面が映った。
 普段は30℃程度の手の温度が、寿司を握るときは16℃に下がるという。
 タネも仕掛けもない。
 まさに修業のたまものだ。
 強いショックを受ける。

◆自分にも、このような「修業のたまもの」といえる技があるだろうか?……と、(ないに決まっているのに)これまでの自分の身の上を想起して^^;いたら(ないに決まっていると思っているからか)突然、思考がガラリと展開して、前回の冬季五輪、フィギュアスケート男子フリーで銅メダルを獲得した高橋大輔のことを思い出した。

◆わたしは、フィギュアスケート競技には男子も女子も、ほとんど興味がない。
 だが、あのときの、冒頭の4回転ジャンプ失敗のあとの、トリプルアクセルとダブルトーループの連続ジャンプ、トリプルループ、ステップとつづく、なにかがのりうつったような演技、いわば憑依の演技には感動した。
 群を抜いていると思った。

◆冒頭の4回転ジャンプに失敗したら、ぼくは、瞬時にスイッチを切り換えて、憑依の状態に突入し、トリプルアクセルとダブルトーループの連続ジャンプ、トリプルループ、ステップで、宇宙を創出する……、宇宙に没入するのだ……と、決めていたのだろう。
 こういうことができるって、やはり、修業のたまものだ。

◆高橋大輔の男子フリー銅メダル……、もう、ずいぶん過去の話だと思ったが、チェックしてみたら、今年の話だ^^;。
 あのときも、けさの寿司職人の修業と自分の修業とを対比したように、高橋大輔と自分を対比させ、今年こそと誓ったのだったか? あるいは、絶望したのだったか?(*^_^*)


★画像は旧DAKA古書店の窓辺。
 RICOH・CX3だったら、この光景を、どんなふうに切り取るのだろうか?と思い、パチリ、パチリ。
 撮れた画像を見ていたら(実際の光景では何も浮かばなかったのだけれども)ギッシングの『ヘンリ・ライクロフトの私記』(中西信太郎訳)の一節を想起した。
 「自分は四時すこし過ぎに眼をさました。ブラインドに朝日が射していた――いつも自分にダンテの天使をおもわせる、あの早暁の純金色の陽光だ。(後略)」


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