草花好きのひとりごと

植物の栽培記録や鉄道・路線バスなどの趣味について記しています。

ビオラの花・2013年4月下旬

2013-04-29 | 庭の花いろいろ
昨年秋に種を蒔いたビオラのなかで成長が遅かった株の花数が多くなってきました。
気温の上昇とともに花が萎れるのが早くなり、こまめに花がら摘みをしないと萎れた花が目立ってしまいますが(^_^;)


3月頃までは株間が空いているのが目立っていたプランターも、すっかり埋まりました。


この花は薄めの色で気に入っていますが、おそらく日当たりが悪いから花色が薄くなっているだけかと・・・
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交配したさくらそうのその後の様子

2013-04-27 | さくらそうの交配と実生
さくらそう(日本桜草)の交配(人工授粉)をし始めてから2週間が過ぎ、花冠が落ちたものが目立つようになりました。
上の画像は'蛇の目傘'ですが、実が成長しつつあるように見えます。


こちらは野生種の'田島ヶ原中州'です。
これも実が膨らみかけているような・・・
花茎2本分の花に授粉したのですが、結実する花が多いようならば1本は摘み取ってしまおうかと考えています。
(昨年採種した株の芽はどれも、同品種の結実させていない株と比べて小さかったもので・・・)


実生花2012-4A
右と上のものを見ると、少し大きくなっているようにも見えますが、結実したのかどうか、まだちょっとわかりません。


実生花2011B
これも画像中央あたりに写っているものなど、実が成長しつつあるようにも見えます。
少し遅咲きだったので昨日今日に開いた花もあるのですが、交配した兄弟株2011Aの方は早く咲いたので花粉が採れなくなり、途中までしか交配できませんでした。

それでも3芽分の花茎があったので、20輪程度に授粉できました。
栽培できる苗の数を考えると多過ぎたような気もしますが、一つの実に入っている種子の数が少ない場合もあるので、花粉が採れる間に咲いた花には全て授粉しておきました。

昨年~今年は品種ものの予備のポットを減らして実生苗の栽培場所を確保したのですが、やはり予備はあった方が良いかなとも考えているところなので、採種できた数によっては一部の種子だけを蒔くことになるかもしれません。
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つかみ咲きの実生花

2013-04-26 | さくらそう実生の花
'浜千鳥'と'玉珊瑚'の交配株の一つの花です。
玉咲きではありませんが、どことなく'玉珊瑚'の面影が感じられるようなつかみ咲きで、'玉珊瑚'には及ばないものの裏側はかなり濃い紅色です。

個人的に、平咲きの花だと'白蜻蛉'、'北斗星'、'風車'などのように、花弁が細めだからこそ美しいと思える花型があるのですが、抱え咲き、つかみ咲き、玉咲きなどだと、花弁の幅が広くて隙間がほとんど見えない方が綺麗かなと思います。
この花は下の画像の通り、花弁(花冠裂片)の元から中ほどまで隙間がはっきり見えています。


下の画像は別の花です。

この株は花色は薄いのですが(普通の紅色といったところ?)、花弁の幅は広く裏側から見たときにふっくらした感じに見えるので、交配親として残すことにしたものです。(2011B)

大輪花はあまり好きではない私ですが、こうした花型だと大輪も悪くないなぁと思います。
半分閉じているような形なので、花弁を開いた状態で計った花径の割に小さく見えるからかもしれません。
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残念なことに・・・

2013-04-25 | ひとりごと
先週画像をアップした、花型が整って見えた実生のさくらそうの花。
ポット植えの株をまとめて育苗箱に入れて、道路に面した日当たりの良い場所に置いているのですが、そのポットだけが無くなっているのに気がつきました。

今にして思えば、気になるので残しておこうと思いながら、庭の奥の方に移しておかなかったのは迂闊でした。


葉をかき分けて覗いてみると、一列に9cmポットを4つずつ収めていたものが手前の列だけ3つになり、それを真ん中に寄せたような感じになって左右の端にポット半分ほどの空間ができていました。
あの花のポットは右端にあったんです・・・

今のところ品種ものの鉢は無事なものの心配になったので庭の奥の方に移し、花が終わったら駄目もとで植えられるだけ地植えにしてしまおうと考えている目立ったところの無い実生花と、花の咲いていない品種ものの予備苗ポット、それと人に差し上げる用の開花ポット(手元に残った余剰芽を植えたもの)を道路に面した場所に残しました。

何とか場所を作って予備苗のポットも移動して、人にあげるもの以外は外から見える場所でのポット植え栽培を止めようかなと考えています(花が無いものは大丈夫かなという気もしますが)。
近所ではありませんが鉢ごと草花を盗まれてしまうという話も聞いたことがあるので、ポットだからということでは無いのかもしれませんが・・・
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さくらそうの花-2013年5

2013-04-24 | さくらそうの花
'薫る花風'


'春の喜蝶'


'戦勝'


'吹上桜'


'初日野'


'千鳥遊'


'梅が枝'


'鞍馬'


'玉川染'


'雅'
Web上などで情報が見つかる'雅'とは別の花で、入手した苗の名札が違っていたのかもしれませんが、それとは別の'雅'という品種である可能性もあります。

25mmほどの小輪花で株も小さめですが、その割に花茎は伸びる印象があります。
それでも花が小さいからか花茎が丈夫なのか、風雨にさらされても倒れることがありません。
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実生さくらそうの花-4月23日

2013-04-23 | さくらそう実生の花
早くに咲き始めたプランター植えの実生サクラソウは開花最盛期を過ぎ、花がら摘みをしてはいるものの、ややくたびれてきた感があります。
それでも咲いている花の数はまだ多く、思った以上に長く咲いています。
咲き始めたのは3月28日なので、もう25日以上も経っています)


これは6号浅鉢に5株植えたものの一つです。
予想以上に開花する芽が多く、なかなか華やかな鉢になりました。
鉢全体で見ると結構長く咲いていることもあり、これなら一年草的に栽培しても良いのかもしれないと思いました。


同じ実生で置き場所も近いのに、少し遅れて咲き始めたプランターはちょうど見頃の状態です。
ほぼ野生種のような花なので、雨に当たって垂れ下がっても乾けば回復してくれました。


同じプランターの中で、遅れて上がってくる花茎もあります。
同じ株の違う芽は早くから咲いているので、遅咲きの性質という訳ではなさそうです。
他の株を見ても、小さい芽は花が上がるのが遅れる傾向があるような気がします。


実生の花と'御殿桜'を交配した株のポット植えのものです。
全般的に芽が小さく、1本の花茎に咲いた花数も少なめなので、遅く咲き始めて早く終わることになりそうです。

先日アップした形の綺麗な花も含めて今年咲いたこの交配の30余りの株には、既存の品種と並べて見比べてみて目立つものは一つも無く、まあ予想通りの結果ではあるのですが、新しい品種を作り出すというのは難しいものだと実感しています。

しかし、'浜千鳥'x'玉珊瑚'の交配の方は今年開花したものが9株しか無かったにも関わらず、交配親や他の品種と並べてみて、際立った特徴は無いものの見劣りすることはないと思える花が3株咲いてくれたので、交配親選びは重要なのだろうと感じました。

その3株の中に長柱花と短柱花があったので交配したのですが、それよりも再度'浜千鳥'x'玉珊瑚'の交配をして数多くの苗を育てた方が良い結果が出るのかもしれないとも考えられます。
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さくらそうの花-2013年4

2013-04-22 | さくらそうの花
'花車'


'琴ノ調'
入手した苗はこの表記でしたが、平仮名の「の」と書く場合が多いようです。


'蜃気楼'
画像の色がちょっと変ですが、薄めの紫色の花。


'駅路の鈴'


'唐子遊'


'緋の袴'


'綾波'
これも画像の色が変で、実際にはもう少し紫っぽい色です。


'浜千鳥'


'薄蛇の目'
数年前から花弁の縁の形がいびつな花が多く咲くようになりました。
病気なのかな・・・


'北斗星'
2013.4.24追記・以前の記事でアップ済みだった'喰裂紙'を重複させてしまったため入れ替えました。
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頂き物の野生種の花

2013-04-21 | サクラソウ(野生種)
今回アップする野生種のサクラソウはどれも知人から頂いたもので、私は今年初めて見ることができた花です。
上の画像は'土湯堤平'
'吾妻紅'と呼ばれるものと同じものだとか。


'新冠'
北海道産。


この白花は入手したばかりでよくわからないところもありますが、やや小さめの花が数多く密集した感じに咲いてとても綺麗に見えます。
これは苗の入手時につけられていた名称が違っていたと思われるもの。
と言うのは、前に何度か展示されているのを見かけた同名のものは紅色の花だった記憶があるので、そう考えています。

地名が名前として付けられている野生種の場合、同産地の複数の個体が増殖栽培されている可能性も無くはないので、札違いだと断定することもできませんが・・・
野生種とされるものほとんどがそうだと思いますが、間違いなくその場所に自生していた個体を増殖させたものなのかと言われれば確かめようもなく、名札を信用するしかないとも言えます。

まあ私の場合は、品種改良された園芸品種の花には無い花の姿形を愛でて楽しんでいるだけなので、名称が違っていても困りはしないのですが、コレクター型愛好者(?)には結構大きな問題なのかもしれませんね。
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さくらそうの花-2013年3

2013-04-20 | さくらそうの花
今日は午後から雨になりましたが、降り出す前に撮って在庫が溜まったので前回に続いて10品種の花の画像をアップします。
上の画像は'舞紅葉'


'九重紅'


'喝采'
ここまでの3品種は八重咲きです。
品種によっても違うようですが、全ての花が八重になることはほとんど無くて、一重の花と混ざって咲くことが多いようです。


'青葉の笛'


'松の雪'
ちょっと芽が小さくなってしまったので、元気が無い感じに咲いています。
この2品種は緑斑入り(緑絞り)の花です。


'七賢人'


'大明錦'


'小桜源氏'
この3品種は絞り模様の花です。
絞りの模様は固定していなくて、一つ一つの花で違っていて、同じ株でも毎年同じ模様には咲きません。


'金田の夕'


'京鹿の子'
私が購入した苗のラベルはこの文字でしたが、「の」は書かずに'京鹿子と'表記されることが多いようです。
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園芸品種が親の実生花の交配

2013-04-18 | さくらそうの交配と実生
'玉珊瑚'と'浜千鳥'を交配した実生花の中で、以前アップした少し大きな花が咲いた短柱花を交配親にするために残すことに決めていたのですが、長柱花で似たようなつかみ咲きの花が2株あった中から選んだのがこの画像の花です。(2011B)

もう一株は短柱花(2011A)に近い色だったのに対してこちらは花色は少し薄めですが、どちらも僅かな差ではあったものの、花弁が広くて縁に浅い切れ込みが見えるのと花茎が少しだけ短いようなのでこの個体を選び、交配を始めました。

以前、自然に結実していた種子を蒔いた実生が咲いたときに、同じ実生の花柱形の違う花を交配しても種子が全くできなかった事があったのですが、今回はどうなるでしょうか。


一昨日アップした実生花x'御殿桜'の交配の中で花の大きさが目立っていた花(2012-4A・花径を計ってみたら48mm)も長柱花だったので、'玉珊瑚'x'浜千鳥'の短柱花と交配してみました。


これも'玉珊瑚'x'浜千鳥'の実生で、咲き始めた頃は裏が淡い色だった花ですが、咲き進むと色が濃くなりました。
花型も変わってきて、今年咲いたこの交配の実生の中では最も'玉珊瑚'に似た花型になりました。
と言っても玉咲きではなく、つかみ咲きという感じですが・・・

'玉珊瑚'の花型で違う花色のものがあれば良いのにと考えて交配しましたが、そうした品種は存在しない(と思われる)ことを考えても、'玉珊瑚'ほど整った玉咲きの花型というのはそうそう出てこないものなのかなという気がしています。
とは言え私はまだ始めたばかりなので、今後しばらく続けてみるつもりです。

'玉孔雀'の花色を濃くしたような印象を受ける上の画像の花ですが、花茎が倒れやすいという難点があるので交配親には使わず花が終わったら処分する予定です。

さくらそう(日本桜草)は種子ではなく芽分けで増殖させるので遺伝的に固定されていないからか、花容は交配親からは想像できなかったような花が咲くことがありますが、花茎の倒れやすさや長さ、葉の姿形などの性質は親と似たものが出る確率が高く、その点を改良していくのは難しそうに私の乏しい経験からは思えるので、草姿が良いものを親に選んで交配して、咲いた花の中から目立つものを選び出していく方法が良いのかなとも考えたりしています。
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