草花好きのひとりごと

植物の栽培記録や路線バス・鉄道などの趣味について記しています。

さくらそう万年初心者?な私

2009-01-31 | ひとりごと
どうも私は年齢のせいなのか、桜草栽培の初心者に見えるらしいです。
数年前にさくらそうの生産販売をしている園芸店で、どの品種を買おうかと迷っていたら、他のお客さんに「最初は少しから始めて徐々に増やすと良いですよ」というような事を言われてしまいました(^_^;)
40種ほど(その当時)栽培しているとは言えず、「はい・・・」と頭を下げました。

また、さくらそう展で苗の即売品を購入した際には、「桜草を育てておられますか」と聞かれ、50種類くらいと答えたら何だか驚かれてしまいました(^^ゞ

県内の植物園でのさくらそう展を毎年見に行っておりますと、ここ数年見に来ておられる方の年齢層が少し下がってきたように思います。
とは言っても私の親世代とお見受けする方々ですが・・・
ただ、お連れの方に少し若い方(親子で来ておられるのかな?)も見かけるので、そうして受け継がれていくのかなぁと思ったりしています。
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気づいた時には

2009-01-30 | ひとりごと
さくらそう(日本桜草)の品種は数多く、花の色(色の種類自体は紅、桃、紫、白と多くはないですが、濃淡や表裏の色の組み合わせのバリエーションがあります)や、花形には様々なものがあります。
そして当然のことながら、好みは人それぞれです。
では私の好みはどうなのか、どうでもいい話ですが書いてみます。

桜草の花どれも好きですが‘濡燕’が一番好きです。と以前ブログにも書きました。

不思議なことにこの品種、入手して数年の間は、私にとって別に好きでも嫌いでもない、ごく普通の品種でした。
入手した年には花が小さくて、翌年以降芽の成長とともに大きく本来の姿に咲く、といった事はさくらそうでは頻繁に見られますが、この品種はそういう事は無かった気がします。
それが栽培を続けて毎年花を見ているうちに、魅力にとりつかれてしまったのか、一番好きな品種になりました。
花を見た途端に、この品種好き!となる、いわゆる一目惚れも過去に2、3回ありましたが、見ているうちにいつしか好きになっているのが、私の性格なのかもしれませんね。

花の形は原種と同じような桜弁で、咲き方(花弁の開き方)は、平咲きと、浅抱え咲きが私の好みに合っているようです。
掴み咲きの花は、最初に見たときの感想が「何これ、気持ち悪い~」で、それから十年近く経った今でも、好きにはなれません。
かがり弁(切れ込みが入った花弁)も、最初に見た時の印象も今の印象も、普通の花弁(桜弁)と比べて「変わっているなぁ」というもので、中には好きな品種もあるものの全面的に好きとは言えません。
だったらなぜ掴み咲きやかがり弁の品種を栽培しているのかと思われるかもしれませんが、多くの品種を並べて見たときに形に変化があった方が、それぞれの品種の良さが引き立つように感じられるからです。

自分で栽培した品種や、さくらそう展などで実際に花を見た品種などを合わせて考えてみると、自分は野生種が好きなのではないか、と昨年あたりから思うようになりました。
一般の園芸店などで売られているのはほとんど見かけませんが、各地の野生種が栽培増殖され、名前(品種名)が付けられているものも数多くあります。
花色の濃淡や白花などの変異のほか、地域によって葉の毛が多いものなど、違いが見られるようです。


これは‘田島紅’、品種名が間違いなければ、もとは埼玉県田島ヶ原の野生種とされている品種です。
実際にはもっと濃い花色をしています。


こちらは‘浮間(中州)’、東京都北区の浮間のものと思われます。
サクラソウの多くの花に見られる、花の中央部の「目」と呼ばれる白い部分が無いのが目立ちます。

昨年‘戸田ヶ原’という、おそらく野生種と思われる苗を入手したので、花を見るのを楽しみにしています。
栽培スペースの都合から、もう多くの種類を増やすことはできず、自分の好みに気づいた時には遅かった、という感じですが、少しずつなら栽培できるかな、などと考えています。
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同じ花か違う花か

2009-01-29 | ひとりごと
画像の花は我が家で育てているさくらそうで、私には名札が無いと見分けがつかない2種類です。
それぞれ別のところで購入したのですが、左が‘花車’右が‘二重鶴’となっていました。

桜草についての書籍の写真やwebサイトの画像を見る限り、‘二重鶴’は花びらの形が違うようです。
以前もブログに書きましたが、数年前さくらそう展の展示品に、これと同様に酷似した2種類に‘花車’‘二重鶴’の名札が付いていました。
出展されている会の方に伺ったところ、花の付き方に違いがある(花車は車咲きと呼ばれる付き方)というお話でした。
しかし、花を見ながら説明を受けたにもかかわらず、私には見分けがつかきませんでした。

私は品種名が間違っている可能性が少しでも感じられたものは、品種名不明○○と番号を付け、ラベルには入手時の品種名も併記していますが、画像の花のように、間違っている、合っている、という両方の情報があるものは、どうしたものかと迷ってしまいます。
そして、今年の植え替え時に気づいたのですが、花車に比べて二重鶴は根茎から生えている根が疎らに見えます。
根腐れの影響も考えられますが、ほぼ全ての根茎に同じ傾向が見られたのは、画像右の花が‘二重鶴’であるかどうかは別として、この2種類が別のものであるという事を示しているように思います。
来年以降も注意して観察を続けたいと思います。

どんなにそっくりな花が咲くものでも、私が見落としている違いがある可能性があること、一度混ぜてしまうと後に別の種類と判明した場合に分離が困難になると考えられること、著名な研究家、経験豊富な栽培家の方々が仰ることに間違いの可能性が全く無いとは言い切れないと思っていること、などから私は今までに上記の2種や、ある品種と品種名不明のものなどの名札をどちらかに統一したことはありませんし、おそらく今後もすることはないでしょう。
同じ品種でも芽の大きさや気候、栽培場所などによって色の濃淡や形の変化が大きい事は私の短い栽培経験でも嫌というほど思い知らされていますので・・・

そのために、HPやブログを見ていただいた方からご指摘を頂いても、~○○という品種ではないかというお話でした~などという表現をしております。
折角教えてやったのに!などとお怒りの方がいらっしゃいましたら、お詫びいたします。
品種名の読み方(ふりがな)は、教えていただいた通りの記載をしています。
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植え替え前の桜草の鉢の移動

2009-01-29 | さくらそう栽培記録〜2011年
さくらそう(日本桜草)の植え替え作業、特に芽や根に付いた土を落とす際には、土が乾き気味の状態の方がやりやすいです。
天気予報によると雨が降るようなので、植え替える予定の鉢を玄関前の軒下に持ってきました。
これらの鉢は品種名の無いもので、芽数の多い種類はプランターに植えてみようかと思っています。


土を洗い落とした芽をビニール袋に入れておくと、どのくらいの期間保存できるものなのでしょうか。
以前1週間ほど置いておいたことがありますが、そのくらいでは全く変化はありませんでした。

何日くらい保存可能なのか、玄関の靴などを入れる棚に置いて試してみようと思います。
我が家の玄関の気温は、朝晩は隣の部屋の暖房を入れるので、最低は10度くらい、ドアだけで窓が無いので昼間は15、6度だと思います。
もう少し低い温度の方がよいかもしれませんが、そうなると冷蔵庫くらいしかないので、この場所で試してみます。
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さくらそうの鉢植え

2009-01-28 | さくらそう栽培記録〜2011年
さくらそう(日本桜草)は、桜草鉢、丹波鉢などの5号鉢に4芽(場合によっては5芽)植える事が多いようです。
栽培家の方々が育てられた鉢を、さくらそう展で見たり、写真を見せて頂くと、花・葉・鉢の見た目のバランスの良さに驚かされます。
長い年月をかけて培われてきた方法には、鉢の大きさや色、質感などにも桜草の魅力を損なわないように細心の注意が払われているように感じられ、学ぶべきことも多いように感じます。
そうした鉢を見る機会に恵まれると、背筋が伸びる思いがして、花を見る、というよりは、鑑賞する、という言葉がふさわしいと思えてきます。

そして、私もそのように育ててみたいと思い、育てられるようになったらそれらの鉢を入手したいと思っています。
ところが、同じくらいの花数、花茎の長さに成長すると考えられる、同じような大きさの芽を4~5芽揃えることは少ない鉢数では結構難しいですし、見つかって植えることが出来ても成長が遅いものが1芽あったり、思惑が外れて花数が揃わないことが多いです。

私がここ数年試している7~8号の浅型のプラ鉢に多くの芽を植える方法は、5号鉢とは違って花が咲かない小さな芽が混ざっていても気になりませんが、鉢も含めた全体的な美しさや風格といったものが欠けているようです。
どちらの栽培方法も、より良いものを模索しながら続けていきたいと考えています。
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プラ鉢2種

2009-01-27 | さくらそう栽培記録〜2011年
100円ショップで買ってきたプラ鉢です。
左は7号鉢、右は小型のプランターです。
7号鉢は浅めのものですが、さくらそうにはこれでもちょっと深いものの、5号鉢やプランターに植えることを考えれば同じようなもので許容範囲と言えます。

これらの鉢で、多く増えた芽を植えて賑やかに咲く姿を楽しめればと思っています。
水切れで枯らす心配が少ないのも良いところです。

昨年買った鉢は、もう少し浅型でした。
いつでも同じものを売っていないのが、100円ショップの短所でしょうか。(それだから安いのでしょうけど・・・)
一度に沢山買うのならば、店に在庫が無くても取り寄せてもらえるようです。
でも、このプランターの方は色は変わっても同じ形のものが長く売られているような気がします。
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桜草の品種による育てやすさの違い

2009-01-26 | さくらそう栽培記録〜2011年
我が家でさくらそう(日本桜草)の栽培を始めて数年間は、近所の方から分けて頂いた品種名不明の1種類だけを育てていました。
何年か経って少しは栽培方法がわかりかけてきた頃に、色の違う花も購入してみようという事になり、品種名不明のものを何種類か育てていました。

そして2002年から品種名のあるものを少しずつ集め始めたのですが、育て続けているうちに、育てやすさには違いがあるように思えてきました。
知人からも同じような話を(メールで)伺ったのですが、自分の庭の環境や栽培方法に適応するかしないかの違いなのでしょうか。

我が家での例を挙げれば、‘宇宙’という品種は購入した翌年から毎年根にコブが見られたり根腐れしたりで、花の咲かない年も何度かありました。
いちばん我が家と相性が悪そうなのは、‘戦勝’の名前の苗を購入したら品種違いだった花で、1芽育てても翌年も1芽の事が多く、たまに2~3芽に増えて、やれやれと安心していると、翌年は1芽も残っていない鉢が現れたりします。

逆に、‘南京小桜’‘花車’‘雪車’などは、芽の数が毎年増え続け、花も咲きやすいです。

こうした自分で感じる育てやすさ育てにくさは、品種の図鑑や栽培書による、強さ弱さ、花の咲きやすさ、増殖しやすさなどの情報と一致するものもあれば異なることもあります。
あくまでも、自分の栽培環境と栽培方法でのもの、と言うことなのでしょう。


この花が、我が家と(私と?)相性が悪い、品種名不明の花です。
最初のうちは紅色一色の花でしたが、何年か経つとこのような絞りの花も咲くようになりました。
ホームページを見てくださった方から、‘壽絞’(ことぶきしぼり)という品種ではないかとのメールを頂いた事があります。

紅色の花が咲く芽と絞りの花が咲く芽とに分離しているのかどうか確かめようと、鉢を分けて育てていますが、何しろ花が咲かない年が多いもので、さっぱりわかりません。
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日暮れが遅くなりました

2009-01-25 | その他趣味いろいろ
寒さはこれからより一層厳しくなる時期ですが、日が暮れるのはずいぶん遅くなりました。
12月下旬頃には午後5時ごろにはかなり暗かったのですが、今では画像のような感じです。
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桜草の根腐れ株と夏越し

2009-01-25 | さくらそう栽培記録〜2011年
昨年、さくらそうの植え替え時に、ネコブセンチュウやネグサレセンチュウによると思われる被害が著しい芽を別のポットに植えてみました。
どれも花が咲かない大きさの芽で、早く葉が枯れたポットを除き、通常通りの水やりや施肥をしました。
根腐れ株は1芽あたり白い根が2~3本しかなく、全く期待していなかったので夏も日当たりが良く、コンクリートで覆われた地面から高さ数cmの、かなり暑いと思われる場所に置きっぱなしでした。

それらがどうなっているかと見てみると、根のコブは殆ど見られず、根腐れも僅かでした。
芽が小さいものがありましたが、これは葉が早く枯れたものだと思います。
以前、ネコブセンチュウやネグサレセンチュウによる被害が著しい芽は処分した方が良いのではないか、とブログにも書きましたが、今回の結果からはそのまま育て続けて良いように感じられます。

昨年は上記のポットとそれ以外の鉢やポットを合わせ、我が家の栽培鉢数のおよそ半分を夏の間も日当たりの良い場所で育ててみましたが、品種名不明の鉢はまだ見ていないものの、今のところ置き場所による違いは見られず、芽が一つも無いという鉢は一鉢もありませんでした。
夏は日除けの下や庭木の下の日陰に鉢を置く、という事は桜草の栽培書にはほぼ必ず記載があります。
今回の私の経験では、日当たりの良い場所でも大丈夫なのではないかと思えてきます。
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根茎を植えておいたポットの芽

2009-01-25 | さくらそう栽培記録〜2011年
さくらそう(日本桜草)には、芽の付いていない根茎を植えておくと、やがて芽が発生して葉が育つ性質があります。
その性質を利用して、栽培している芽の数が少ない品種を増やすことができます。

画像は昨年、芽の無い根茎を植えておいた‘月の都’です。
この品種は根茎が長いので、切り離して植えて増やすのに好都合です。
2芽になっていました。
この芽を植えて育てれば、来年には花の咲く大きさの芽が期待できそうです。
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