草花好きのひとりごと

植物の栽培記録や鉄道・路線バスなどの趣味について記しています。

さくらそう‘田島紅’

2007-04-30 | さくらそうの花
‘田島紅’(たじまべに)
埼玉県田島ヶ原産の野生種を増殖したものとされている品種です。
私が栽培している‘浮間白’や、野生種ではないかと思われる品種名不明の数種類の花と比べると、この花は一回り小さい感じです。
画像ではいくらかピンクっぽく写っていますが、濃い紅色と白い目の部分との対比が目立つ可愛らしい花です。

この品種のような野生種の増殖品や選抜品は、よほど特徴的なものでない限り、似たような花も存在しそうですし、園芸品種と違って書籍にも写真が掲載されていない場合が多く、品種名が合っているのかどうかの確認が難しいです。
そのため、我が家のこの花も‘田島紅’で合っているのかどうか不明です(いずれにせよ野生種であることは間違いないと思います)。
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さくらそう‘雪月花’

2007-04-29 | さくらそうの花
‘雪月花’(せつげっか)
幅の広いかがり弁平咲きの白い花です。

花茎が長く伸びやすい性質があるようで、風などで花茎が倒れることがあります。
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さくらそう‘七賢人’

2007-04-29 | さくらそうの花
‘七賢人’(しちけんじん)
薄い桃色地に紅色の絞り模様の花で、幅の広い桜弁、浅盃咲き(花弁が完全に開いてはおらず、花を横から見たときに浅い盃状に見える咲き方)です。
他の絞りのさくらそうと同じく、絞りの模様は不安定で、一つずつ模様が違う花が咲きます。

‘大明錦’という品種に似ていますが、‘七賢人’の方が花の中央部の白い部分が多いことと、花弁(花冠の先の花弁のように見える部分)の元の方の幅がやや狭く、花弁と花弁の間のすき間が広く見えることなどの違いがあります。

我が家のさくらそうの開花時期は終わりが近づいてきましたが、今後しばらくの間(1ヶ月くらい?)は撮り溜めた画像をアップしていきます。
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さくらそう‘白蜻蛉’

2007-04-28 | さくらそうの花
‘白蜻蛉’(しろとんぼ)
表は酔白(わずかに紅色を帯びた白)で裏は淡い紅色、花筒は濃い紅紫色の、細いかがり弁(切れ込みの入った花弁のこと)で平咲きの花です。
大きさは小輪ですが、花数が多く咲きます。
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さくらそう‘夕陽紅’

2007-04-26 | さくらそうの花
‘夕陽紅’(ゆうひべに)
表も裏も濃い紅色つかみ咲きで垂れ咲き(下向き咲き)の花です。
この品種のように濃い紅色の花は、デジカメで撮影した画像では本来の色がなかなか再現できず、薄くなったり白っぽくなったりしてしまいます。

大輪で花色が濃く、他の品種と一緒に棚に並べてみても存在感のある花ですが、花茎がそれほど細くはないものの弱いようで、曲がったり倒れたりしやすいのが残念です。
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さくらそう‘金子紫’

2007-04-25 | さくらそうの花
‘金子紫’(かねこむらさき)
表は白、裏は白地にごく細かい紫色のかすり模様が入った花です。
裏側の紫色のかすりはあまり目立たず、少し離れてみると白花のように見えます。

‘宇宙’と、花色花形ともに似ている感じですが、裏の紫色かすり模様の入り方などを見比べてみると、それぞれの品種の違いがわかります。
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さくらそう‘大明錦’

2007-04-24 | さくらそうの花
‘大明錦’(だいみんにしき)
薄い桃色地に紅絞りの花で、花弁中央の「目」と呼ばれる部分が白いです。
この品種に限らずさくらそうの絞り模様の花は一つ一つ模様が違います。
そして左の画像の花のように絞りがごく僅かにしか入らない花が咲くこともあります。

私の栽培株には現れたことはありませんが、絞りが入らない紅色の花ばかり咲く株に変化してしまうこともあるそうです。
一度そのような変異を起こした株は絞りに戻ることはまず無いといわれており、発見したら植え替えて絞りの株と分けて栽培した方が良いようです。
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さくらそう‘吹上桜’

2007-04-23 | さくらそうの花
‘吹上桜’(ふきあげざくら)
表はごく淡い桃色に底紅、裏側は薄い桃色の花で、離れて見れば白地に底紅に見えます。
幅の広い花弁の縁が内側に折れ曲がるように咲く咲き方が特徴的です。

淡い桃色や淡い紅色に底紅の品種は他にもありますが、この品種は特に紅色が濃くて幅も広く、良く目立ちます。
1本の花茎に咲く花数も多く、とても華やかな印象を受けます。
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さくらそうの花・品種違い?(4月30日追記・画像の更新)

2007-04-22 | さくらそう栽培記録〜2011年
画像のさくらそうは、数年前に‘鞍馬’の名札付きの苗を購入して育てているものです。
我が家でもう何年か咲いていますが、本やWebなどで写真を見た限りでは、品種名に間違いは無さそうだなと思っていました。
ところが今年、1品種ずつ花柱形を観察(と言ってもただ単に花筒の中を覗き込んだだけですが・・・)していた時に違う品種ではないかと気付きました。
‘鞍馬’は僅長柱花らしいので、花を前から見て花筒の中を覗いた時に、雌しべの先端が見えるはずですが、この花は雄しべが見えました。
「あれっ?短柱花?」と言うことで、花筒を切ってみて撮影したものが左側の画像です。
ちょっと見難いですが、雌しべの先端が雄しべよりもガクに近い方(画像では右)にあるのがわかります。

この花はどうやら品種名不明になってしまいそうですが、切れ込みの多いかがり弁と白と桃色の色が華やかな感じの花で、比較的良く増える方で花も咲きやすく、育てやすいです。

その後他の花を見てみたものが画像右です。
こちらは雌しべが左の画像の花ほど短くはなく、僅長柱花のようにも見え、‘鞍馬’で間違いないのではとも思えてきました。(4月30日追記)
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プラ鉢に植えたさくらそう

2007-04-21 | さくらそう栽培記録〜2011年
本格的にさくらそうを栽培されている方は、5号(直径約15cm)の「桜草鉢」に4~5芽植えておられますが、桜草鉢ではなく、駄温鉢やプラ鉢でも良く育ちます。

画像は余った芽を、フェンスなどから吊り下げるタイプのプラ鉢に10芽程度ずつ植えてみたものです。
芽が小さいものが多かったため、花数は少ないですが、花が咲かない株も大きく成長していて来年の開花が期待できそうです。
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