草花好きのひとりごと

植物の栽培記録や鉄道・路線バスなどの趣味について記しています。

実生苗

2011-03-29 | さくらそう栽培記録〜2011年
昨年、一昨年栽培に用いていた古土から芽生えてきた、さくらそうの実生苗です。
一昨年は採種しそびれてしまったので、昨年他の植物に再利用した土を気をつけて見ていましたが、発芽したのはこれ一つだけでした。

昨年5月の記事に写真をアップした時点では6cmポットに植えていましたが、その後9cmポットに鉢増しして、先月植え替えました。
芽が小さかったので、花が咲くのは来年になると思います。

鉢増しするのが遅かったのか、まだあまり根が張っていなかったので、2月に植え替えずに根が成長してきたら10.5cmか12cmのポットに鉢増しした方が良かったのかもしれません。


こちらは2006年に採種して、2008年から花が咲いているものの苗です。
今は4つ残してありますが、採種用に1つ選んで残してあとは今年の花を見ておしまいにするつもりです。
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3月下旬のさくらそうの土の乾きと葉の様子

2011-03-25 | さくらそう栽培記録〜2011年
我が家の庭はそれほど日当たりが良くなく、朝から夕方まで直射日光が当たり続けるような場所が無いためか、開花時期のさくらそう(日本桜草)の葉や花茎がやや徒長気味に見えます。

それでも毎年花が咲く程度には芽が育ってくれるのですが、やはり花が咲いた株全体の見た目が間延びをしたようになってしまいます。
徒長を防ぐためには日当たりの良い場所で栽培するのが一番だとは思いますが、容易に解決できることではありません。
容易にできる方法としては、水やりを控えめにすることが考えられます。

そこで数年前から、少しでも効果があればと思って、蕾が色づく頃までの水やりを控え目にしているのですが、どのくらいまで土を乾かして良いのかわからず、昨年までは土が乾いて見えてから1日2日後に水やりしていました。
それでは少し早すぎたのではないかと思って、桜草はどのくらいまで乾燥に耐えるものなのか、試してみました。


今月20日に撮影した画像ですが、一週間ほど雨が降らない日が続き、水やりもしなかったため、土がすっかり乾いて見えます。
予備のポットで、日当たりの良くない家の北側に置いているものということも影響しているとは思いますが、葉は萎れることなく日々成長を続けています。


画像ではわかりにくいのですが、少し土を掘ってみました。
ポットの土の深さの上から3分の2ほど掘ったあたりよりも下の赤玉土は湿り気を帯びて色が濃いのですが、水分が多く濡れているというほどではありませんでした。

開花時期の間と違って、水切れで葉が萎れることがほとんど無いなとは今までも感じていましたが、この時期のさくらそうはかなりの乾燥に耐えるようです。

開花時期には、気温が高いのと桜草の根からの水分の吸収が盛んになるためか、水切れするとすぐに萎れてしまいますが、今の時期には、鉢の土が表面的に乾いて見えてきてから何日か経つと、よく見るとわかる程度に葉の縁が内側へ巻き込むように丸まってきます。
私はそのあたりで水やりしていますが、それからさらに何日も放っておくと葉全体が萎れる事になるのではないかと思います。

植え替え時に根が少なかった株ほど早く萎れやすいように見えるので、これには注意が必要だと思います。

ここまで乾かしたことによって根や芽の成長に悪影響が出るのかどうか、次の植え替え時に注意して見てみるつもりでいますが、さくらそうの根は開花時期になってもそれほど張っていなくて、それ以降に成長するという感じもするので、この時期の土の乾燥はさほど影響がないのかもしれないと想像しています。
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芽や根茎が変形していたさくらそう

2011-03-21 | さくらそう栽培記録〜2011年
2週間ほど前にさくらそう(日本桜草)の植え付けを終えました。
今年最後に植え付けたのは、以前にも記した根茎や芽が変形しているものでした。


芽の付け根部分の根茎に瘤状のふくらみがあり、芽の形も変形しているように見えます。
品種は‘千鳥遊’です。


右のやや大きな芽には元の方に凹みがあり、左の小さな芽は変形しているように見えました。
どちらも同じ株から分けた芽で、根茎には瘤状のふくらみも見られます。
品種は‘戦勝’。


1芽ずづ9cmポットに植えつけて栽培し、今後の様子を観察してみるつもりです。
何事もなく育って芽や根茎の形が元に戻ってくれれば良いのですが・・・

芽が変形していたり根茎に瘤が見られたりするものは他にもあったのですが、これら3芽とほぼ似たような状態だったため、残りは処分しました。
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春が近づいて

2011-03-18 | 庭の花いろいろ
まだまだ寒い日も多いのですが、季節は確実に春へと移り変わっているようで、冬の間は寂しかった我が家の庭や鉢に花が増えてきました。


雪割草です。実際にはもうちょっと濃い色ですが・・・
私はうまく栽培できず、葉を枯らしてしまう事が多かったのですが、今年は少しは緑色の葉が残りました。
(この画像には写っていませんが・・・)
さくらそう(日本桜草)と比べると、私にはとても栽培が難しい植物という感じです。


こちらは春蘭です。
手前の鉢のものは近所の方から頂いたもの、奥の鉢は園芸店で買い求めたものですが、品種名が付いているようなものではなく、庭植え用(?)といった感じのものです。
どちらも5年くらい育てていますが、丈夫で育てやすいものです。


月曜日から、僅かでも節電になればと思い、どうしても必要な時以外はパソコンを使わないようにしています。
このブログの更新も止めようかと思いましたが、今のところ22時以降には停電の予定が無い事から考えて、それ以降の時間ならば電力供給に余裕が生じるものと思われるので、週2、3回程度になるかと思いますが、続けていこうと思います。
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今日

2011-03-11 | ひとりごと
とても大きな地震がありました。
被災された方々に、お見舞い申し上げます。
余震が一刻も早くおさまることをお祈り致します。

震源から遠く離れている神奈川でも、私は今までに経験したことが無いくらい大きな揺れでした。
揺れが弱まってからも長く続き、最初の地震では5分間以上揺れていました。
我が家には被害は無く、家の近くを見渡しても被害は無い様子です。
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八重咲き品種の芽出し

2011-03-10 | さくらそう栽培記録〜2011年
我が家のさくらそうの中でも、いち早く葉が出てきた‘舞紅葉’です。
この品種は、昨年4月に葉が萎れて元気が無い様子だと記したものです。
駄温鉢のものはその後持ち直して、やや大きな芽が2芽になっていましたが、ビニールポットの方は根茎が枯れており、根から芽が発生したような感じのごく小さな芽が一つできている状態でした。


‘薄桃重’
昨年入手したもので、1芽だったものが2芽に増えていました。
この品種としてはどうなのか分かりませんが、他の品種との比較からはそこそこの大きさの芽だと思えたので、開花が楽しみです。


‘九重紅’
こちらも昨年入手した時は1芽だったのですが、6芽に増えていました。
先の2品種よりも数が増えていますが、大きさは小ぶりです。

枯れたものを除けば‘舞紅葉’と‘薄桃重’はどちらも1芽植え付けたものが2芽になりました。
芽は大きく育つが増えにくい傾向があるのか、まだ我が家の環境と私の栽培方法に馴れてくれていないためなのか、あと数年経ってみないと判断できないと思っています。

昨春、葉に元気が無くなってきた時に、私の育て方が悪かったのかとも思いましたが、今から思えば他(一重咲き)の品種でもたまに見られる葉が急に枯れてしまう現象と似たようなものだったのかもしれません。
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4号鉢に3芽植えのさくらそう

2011-03-06 | さくらそう栽培記録〜2011年
寒い日もありますが、さくらそう(日本桜草)の芽出しが進んでいます。
我が家では今のところ平年並みかちょっと遅いかという感じがします。

以前からこのブログにも記している通り、私は4号鉢に3芽植えたものも栽培しています。
駄温鉢で比較した場合、4号鉢では5号鉢の半分より少し多い程度の量しか用土が入りません。
そうすると、5号鉢に4芽植えるのならば4号鉢には2芽が適当と考えられます。

しかし私の場合は庭の面積の都合もあって、4号鉢は芽の数が少ないものや予備として栽培する鉢だけではなく観賞用として栽培するものも多いという状況です。
2芽ではどうも開花したときの見た目が寂しい気がするので、翌年の芽がいくらか小さくなりやすいのを承知の上で3芽植えています。

3芽植えると鉢の上から見た時の芽の配置は、芽(開花時の花茎)の位置を頂点とした正三角形になります。
開花鑑賞時に、その正三角形の頂点(下図A)と辺(下図B)のどちらを正面にすれば良いのかが私には分からず、両方植えていました。


(やや望遠寄りの焦点距離で撮影した写真のため、遠近感が薄れて見えています。
また、私が植え付ける位置をよく考えなかったため、鉢の高台の水切り部分が正面に見える裏に近い向きになってしまっています。)

5~6号鉢に4芽植える様式は、鉢植えでも群生して咲いているかのような広がりや奥行きを感じられるようにするために考え出されたのではないか、という説があります。
それを踏まえて3芽植えについて自分なりに考えてみると、前に1芽後ろに2芽(上図A)が良いように思えます。
そうすると前から後ろへの広がりが感じられますし、見た目に安定感があるような気もします。

一方で前に2芽後ろに1芽の場合は、手前の花数が多くなるので、より豪華に見え、一見した印象では4芽植えよりも1芽少ないことを感じさせにくいようにも思います。

最終的には個人の好みで判断すべき問題かもしれませんが、私はもうしばらく2種類植えて見比べてみようと思っています。
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桜草鉢

2011-03-05 | さくらそう栽培記録〜2011年
これは今年購入した鉢で、大きさは4号、5号、6号です。

この鉢が通信販売で購入可能なことは4、5年前から知っていましたが、桜草鉢の中でも高価なことと、私には鉢と釣り合いがとれるほど美しく咲かせることができないし、と思って買うことはありませんでした。

依然として私の栽培技術は拙いままですが、苗を以前ほど買わなくなったこともあって、少しずつ手に入れても良いかなと昨年から考えていて、今年になって購入しました。

このタイプの鉢に4芽植えるのには6号の方が良いと仰る方もおられるので、今回は5号と6号を一つずつ。
自分でも試してみてどちらかにするか、あるいは品種や芽の状態によって大きさを変えるか決めようかと思っています。
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実生

2011-03-03 | さくらそう栽培記録〜2011年
画像のポットは実生株を植えたもので、最初に開花したのが2008年ですから、もう4年経ちます。
昨年採種もしましたし、私は実生を初めたばかりなので年数の経過による花の変化の観察用に1つだけ残して処分するつもりでしたが、種子をジベレリン処理していないため、まだ発芽するかどうかわからない、と言うことで芽と根の成長が悪かったもの一つを除いて残りの4つは1~2芽ずつ植え付けました。

‘寿’に似た品種名不明の花に結実していた種子を採ったもので、20粒も無かった記憶がありますが、発芽したものが10程で育苗中にいくつか枯らして翌春6株を植え替え、後に花を見ることなく1株は枯れ、花を見る事ができたのは5株でした。
その花は全てが淡い桃色地に紅色絞りの花で、花型は大きく分ければ採種親に似たものと、ほとんど切れ込みの無い花弁のものの2種類でした。

採種親の根腐れしやすい栽培上の難点は実生株にそのまま現れ、2年3年と経っても変わりません。
栽培数が少ないのでこれを以って判断するのは早計かもしれませんが、今年は根腐れし難く芽の増殖が良い、育てやすいものを親に選んでみるつもりで、育苗スペースの関係から毎年ごく僅かずつとなりますが、実生を続けていきたいと考えています。

私のように狭い場所少ない数で実生を試みるのでは、そもそも多くを期待することはできませんが、年を追うごとに新品種が発表されていく訳ですから、超えなければならないハードルが高くなって、育種はどんどん難しくなっていくものなのかもしれません。

自分で実生して育成したものならば命名するのは自由であるとは思いますが、既存の品種に似たようなものがあるのなら新たに命名発表する必要は無いと私は考えています。
似たようなものがあるのならば、栽培され続けて後の世に残るとも思えず、意味のあることとは思えないからです。

先に記したように私が最初に実生して生まれた花は絞り模様の花ですが、絞りの花を育種し命名するのは特に難しいと思います。
それは、絞りの花が栽培を続けるうちに紅色無地に変わってしまう場合があるとされているからです。
絞りが消えてしまったら、その品種が淘汰されれば良いと考えてもいいのでしょうが、既存の品種の例から紅色無地になる可能性があると分かっている以上、紅色無地に変わっても美しく見えて類似品種が無いものである必要があるのではないかと思います。
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さくらそうの芽の状態

2011-03-02 | さくらそう栽培記録〜2011年
三日続けて雨が降り、真冬のような寒さです。
真冬のようなと言っても南関東のことですから、出始めたさくらそうの葉が傷むほどではありません。
雨が続いた後に暖かくなれば、葉の成長も一段と進むのではないかと思っています。


この芽は、入手した苗が品種名違いだったもので、‘寿’に似た花が咲くものです。
栽培するうちに紅色無地の花が咲くものの他に絞りの花が咲くものも出ましたが、これは紅無地の方です。

入手してから8年くらい経ちますが毎年他の品種よりも根腐れがひどく、私は上手く育てる事ができていません。
また、咲いてくれても花茎が倒れやすく、綺麗に揃って咲かせる事ができません。

写真を撮るために水洗いするまで気付かなかったのですが、3芽は根が茶色くなっています。
早い時期に植え替えた際に見られる、まだ完全に枯れていない古い根茎に付いた根と色が似ているので、これから枯れてしまうのかもしれません。


こちらは苗を購入したときの名札によれば‘花車’です。
特に悪くはないけれど良くもないといった状態ですが、上のものと比べれば根の数は多く長さもいくらか長いです。

芽の先が開いたような形をしていたので分けておいたものですが、葉が伸び始めた今の時点で見ると他との違いがあまり無いようにも思います。
異常ではなく11月~12月の段階で既に芽が動き始めていただけだったのかな、という気もしてきました。
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