草花好きのひとりごと

植物の栽培記録や鉄道・路線バスなどの趣味について記しています。

遅咲きのサクラソウ

2016-05-02 | さくらそうの花
咲き終わった品種が多くなってきた我が家のさくらそう(日本桜草)ですが、遅咲きの品種は今が見頃という印象です。
上の画像は'梅が枝'。
気温が高くなる頃に開花するためか、花弁が部分的に傷んだ状態で咲いていることが多いような気がします。


これも毎年'梅が枝'と同じ頃に咲いている'富士の雪'。


'夜半の月'
昨年うまく栽培できずに芽が小さくなってしまったので、本来の姿に咲いていない気がします。
来年は良い状態で開花時期を迎えられるように栽培したいと思います。


'目白台'
この品種は先の3品種よりは少し早い開花ですが、全般的に見れば遅めな方だと思います。
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別のところから入手した同品種のサクラソウ2種

2016-04-25 | さくらそうの花
さくらそう'藤の里'の品種名付きの苗を、それぞれ別のところから入手したものです。

どちらも花色は表裏ともによく似ていますが、
画像左のポットは先に入手したもので、手元にある書籍に掲載されている写真などと見比べると、花弁の縁の切れ込みが多いというか、ギザギザした感じに見えるので、あれ?という印象がありました。
右のポットは後から入手したもので、書籍の写真に近い印象を受けます。


左のポットの花の中央付近のアップです。
雌しべの柱頭が雄しべの葯よりも少し手前に見えるので、僅長柱花といった感じでしょうか。


こちらは右のポットの花です。
雄しべの葯が手前に見えるので、短柱花のようです。

書籍などの記載内容によれば、'藤の里'は短柱花であるようで、どうやら先に入手した方が名札違いと考えて良さそうです。
花色や花弁の形、咲き方などが明らかに違うのならば、名札違いを見つけるのは容易なのですが、この花のように似たような花だと見落としてしまうこともありそうで、自分で栽培している花を注意深く観察することが大事だと改めて思いました。


これも同様に別のところから入手した'真如の月'です。
どちらも花色、花型、花柱形(僅長柱花)、葉の形や皺の様子などはよく似ているのですが、花の大きさに差があります。

しかし画像左の株は葉も一回り小さいので、芽の大きさに違いがあった影響ということも考えられるかと思われ、来年以降も観察を続けてみたいと思います。
ただ、花径が小さい方(画像左)は今現在蕾も含めて4輪の花がつき、大きい方(画像右)は3輪なので、花数から考えると芽の大きさの違いというのも?という感じもします。
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大輪の品種いくつか

2016-04-23 | さくらそうの花
裏は濃い桃色~やや薄い紅色、表は白あるいは染出し、底白というちょっと似たような花色の品種がいくつか咲いていたので、まとめてアップします。
どれも大輪で、色のパターンも似てはいても、花型や咲き方には違いがあるので、見比べてみるのも楽しいものです。

上の画像は'春の喜蝶'(苗を入手したときの名札はこの表記でしたが、'春の嬉蝶'かもしれません)。


'飛天の舞'


'標野行'


'永春'


この画像も'永春'ですが、違う角度から。
裏側は白覆輪のようにも見えます。

私は昨年、うまく育てることができず、画像でも分かる通り3輪しか咲いていない状態なので、本領発揮とは程遠い姿なのかもしれませんが、それでも華やかな印象の花だと思います。
花弁の中ほどから縁の方がフリルっぽい感じというか波打つように咲くので華やかな感じですが、それでいて派手過ぎず、柔らかく落ち着いた風情も併せ持っているような印象があります。
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八重咲きのサクラソウ

2016-04-23 | さくらそうの花
八重咲きのさくらそう(日本桜草)、'以心伝心'という品種です。

八重咲き品種は同じ花茎の中に一重の花が混じって咲くことも多いのですが、
(一輪目、二輪目・・・と、開花が始まった頃に開いた花には八重が多く、後になればなるほど一重の花が咲きやすいようにも見受けられるので、株の消耗度合い?と関係があるような気もします)
この品種は八重の花が咲く率が高いように感じられます。

今年は今までよりも芽が充実してくれていたのか、花数多く賑やかに咲いてくれている品種が多いようです。
(もっとも、私が栽培したものとしては、という但し書きが付きますが・・・)


'磯牡丹'


'舞紅葉'


'九重紅'
これは芽がそれほど大きくなく、花数は少なめですが、ほぼ全て八重に咲いてくれています。


'春景'
これも花数は多くないのですが、今までになく八重の花が多く咲いてくれました。
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サクラソウ'手牡丹'

2016-04-14 | さくらそうの花
サクラソウの'手牡丹'という品種です。
花弁の縁に切れ込みが入る、かがり弁の花なのですが・・・


今年一輪目に開いた花は桜弁でした。
性質が変化してしまったのか?と思いましたが、二輪目以降は現在蕾のものも含めて花弁の形が確認できるものは全てかがり弁なので、たまたま一輪だけに起こった現象と考えて良さそうです。


比べてみると桜弁の花の方が一回り大きいように見えます。
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見頃を迎えたサクラソウの花

2015-04-22 | さくらそうの花
9cmと10.5cmのポットに植えて栽培しているサクラソウの花が咲き揃ってきました。
ポットを育苗箱に入れた状態で置いています。


予備の鉢やポットに植えている品種以外は1品種1ポットで1~2芽植えと少量ずつの栽培なので、芽が小さくて今年は開花しないという品種もありますが、狭い置き場所でも意外と多く育てられます。
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サクラソウ開花

2015-04-01 | さくらそうの花
先日の記事に蕾が色づいてきたと記したサクラソウ(日本桜草)の花が開きました。
知人からお分け頂いたもので、私が育て始めて2年目ですが、無事に咲いてくれて嬉しいです。

開花した1芽のほか、少し小さな芽が2つあったので、来年以降咲いてくれる芽を増やせるよう栽培したいと思います。


今日はやや風が強く、雨が降る可能性もありそうなので、念のため室内に取り込みました。
折角なのでポットごとプラ鉢に入れて眺められるようにしています。
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さくらそうの花2014年-3・絞り模様の花

2014-04-28 | さくらそうの花
'小桜源氏'の花です。
さくらそう(日本桜草)の絞りの花の模様は固定した性質ではなく、一つ一つの花を見比べるとどれも違っていて、模様が細かいあるいは少ないなど、一目見ただけでは絞りに見えないような花が咲くこともあるのですが、この品種は絞りの模様がよく目立つ花が咲くことが多いように思います。


'大明錦'です。
この品種も派手な模様の花が咲くこともありますが、今年は細かい点が入っている花だけでした。


'七賢人'です。
今のところ一輪だけ、はっきりとした絞り模様の花が咲いています。
この品種は芽が大きい性質があるらしく、他の多くの品種だったら確実に咲くであろうサイズに見えても咲かないことが少なくありません。


'前代未聞'
芽を大きく育てることができず、花数が少ないのですが、絞りの模様は綺麗に出てくれました。


10年くらい前に購入した'戦勝'の名札付きの苗から咲いた花で、'壽絞'ではないかという情報を頂いたものです。
そうだとすれば、あまり見かけない品種のように思うので、名札違いでラッキーだったと言えるかもしれません・・・

確か最初の年は紅色単色の花だったはずですが、2年目あたりから絞り花が咲くようになりました。
絞り花が咲いた株の芽を残して植えたところ、それ以降は必ず絞りの花が咲いています。
我が家ではひどく根腐れさせてしまうことが多いです。


咲き始めたばかりの別のポットの株です。
花が開いてから花弁が伸びるような感じで、咲き進んだ状態とはちょっと違う花のようにも見えます。

紅色単色の'寿'と思しき花(それも札違いで入手)に自然に結実していた種子からの実生にも絞り花が咲きましたが、性質も同様に弱くてなかなか芽が大きくならなくて咲いてくれなくなり、1個体を残して処分してしまいました。
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今年入手した品種に・・・

2014-04-26 | さくらそうの花
先日、緑斑についての記事にも画像をアップした'月の都'なのですが、今年4芽入手したうちの1芽は異品種が混入していたものだったらしく、遅れて咲いた株が全く違う花でした。


ちょっと見ると'越路の雪'に似た印象ですが、よく見比べてみると違うような気もします。
とりあえず花が終わる前に抜き取って別に植えておこうと思います。
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2種類の?さくらそう'戦勝'

2014-04-26 | さくらそうの花
'戦勝'の品種名で入手した、さくらそう(日本桜草)です。
右上に写っている方は以前から我が家で栽培しているもので、左下の方は数年前に入手したもののひどく根腐れさせてしまっていて、今年ようやく花を見ることができたものです。


先の画像右上の花のアップです。
これは書籍などに写真が掲載されている'戦勝'と同じものだと思います。
花の中心の目の部分から花弁先端方向に向かって白くぼかした筋状に続く「目流れ」になっています。


花筒は全体的に濃い赤色です。


書籍などの資料によると'戦勝'の花柱形は僅長柱花と記載されていますが、正面から覗いてみても雄しべの葯よりもちょっと手前に雌しべの柱頭があるように見えるので、一致しているようです。


数年前に入手した方の花です。
先の画像の'戦勝'と比べると、花弁の縁の切れ込みが粗いことと、花弁の縁と目の白い部分の面積が広いことが目立った差異です。

画像では色が違って見えますが、開花後の経過日数が同じ頃を比較するとどちらもほぼ同じです。


花筒の下の方(萼に近い方)の色が薄いことも先の画像の'戦勝'との違いです。


正面から見る限り、花柱形はほぼ同じタイプではないかと思います。
アップで見ると白目から続くぼかし状の模様が全体に細かく散っているようにも見えます。

自分の栽培品と同一の品種名の苗を別の機会に入手した場合、花を見て同じものだと思えるまでは分けて栽培しているので、2種類が混ざってしまうことは防げました・・・
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