草花好きのひとりごと

植物の栽培記録や鉄道・路線バスなどの趣味について記しています。

さくらそうの花と・・・

2013-04-12 | さくらそうの花
私がさくらそう(日本桜草)を栽培し始めたのは10年ちょっと前なのですが、何となくそれ以来ずっと、さくらそうの鉢だけを並べて品種によって異なる花容を見比べたり、多くの品種の多様な花が並んだ様を見て楽しむものだと認識して私は咲いた花を見ていたような気がします。

そのような古くから伝えられてきた鑑賞方法を否定するわけではないのですが、他の植物の花と一緒に楽しんでも綺麗に見えて良いものだなと数年前から感じるようになりました。


寄せ植えにして育てるのはちょっと難しいのでポットを置いてみただけですが、ビオラと、'真如の月'、'三田自慢'。
(まだ試していませんが、サクラソウの開花時期だけポットごと埋めて寄せ植え風にするという手もありそうです。)


庭植えのハナニラと、'玉川'、'千鳥遊'。


ネモフィラと'三田自慢'。
こういう置き方だとポットが全く見えないので、寄せ鉢でも良さそうです。
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今年は早い開花

2013-04-12 | 庭の花いろいろ
庭植えの牡丹が咲き始めました。
今年は3月に暖かい日が続いた影響か、例年より10日から2週間ほど早いような気がします。

雨に当たると花弁が傷んでしまうのですが、予報ではしばらく雨は降らないようなので楽しみです。


これも例年より早く咲いた鉢植えの藤です。
咲き始めて1週間ほど経ちますが、その間には気温が平年並み以下の日もあったためか咲き進むのがゆっくりなように感じます。


木の根元の方の画像です。
蕾が付かなかった蔓は葉が出るのが早いです。


鉢植えの八重桜、'天の川'です。
これも例年より早いことは早いのですが、もともと開花時期が少し早めなためか牡丹や藤ほど早くはない感じがします。

この品種は枝が横に張らずに上の方に伸びるという変わった樹形になるので、狭い場所でも育てることができます。
淡いピンク色の花も上向きに咲きます。
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さくらそうの人工授粉作業を始める

2013-04-12 | さくらそうの交配と実生
さくらそう(日本桜草)の実生をするために採種する場合、花がらを摘み取らずに放っておくだけで種子ができることもあるらしいのですが、それだと我が家では滅多に種ができないので人工授粉をしています。

それに今年開花した花を見たところ、交配に花粉を使った花の特徴が色濃く出ていると見える花も少なからずあったので、目標を持って育種するには自然に結実させる(花粉親を自分では選べない)よりも人工的に交配した方が良いのかなと思ったりもしています。

サクラソウをはじめとしたプリムラ類の多くは、長柱花(雌しべが長い)と短柱花(雌しべが短い)の組み合わせで種子ができやすいとされています。

私は昨年同様に、短柱花の雄しべの花粉を長柱花の雌しべの柱頭に付けるやり方にしました。
それだと花冠裂片を切ったりすることなく交配作業ができるので、同時に花も楽しむことができます。
ただ、昆虫などによって他の花の花粉で受粉する可能性もあるので確実に考えた通りの組み合わせで交配した種子を得たい場合には向かない方法です。
使った道具も昨年と同じくティッシュペーパーをこより状に巻いたものです。

今回はどういう花を作りたいか目標を考えるというよりも単純に私の花の好みで親を選び、小輪花の園芸品種と野生種を交配してみました。
右の'蛇の目傘'には'南京小桜'、左の'田島ヶ原中州'(花茎2本とも)には'塩尻'の花粉をつけてみました。
今後は蕾が開花する度に授粉作業を続けていくことになります。
無事に結実してくれると良いのですが・・・
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